Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2017年4月号 文学部 Y.T

①    カルチャーショックについて

 

私はスペインに渡ってから、良い方にも悪い方にも多くのカルチャーショックを受けてきました。その一つとして、スペイン人は待つことにも寛容なのは良いのですが人を待たせることにも寛容であるということです。スペインのお国柄として、人々がとてものんびりしていて陽気な国であるという想像はスペインに来る前からあったのですが、それは良い面ばかりではないということを知らされることがしばしばあります。

この留学が始まったばかりのころ、入寮時にレセプションにてお部屋の相談をしていた時に、担当者が他の人に呼ばれ、担当者は「un momentito(少し待っていてください)」と私に言って席をはずし他の人と話を始めたのですがそこから40分ほど、担当者が戻ってくることはありませんでした。私はすぐに戻ってくるものと思って何もせずに待ち続けていましたがなかなか戻らず、戻ってきた後も何もなかったように続ける楽観的すぎる部分には適応できるのか不安になりました。

もう一つのカルチャーショックは、スペインではマスクを着用している人を全く見かけないことと、マスクを販売しているところをほとんど見かけないことです。バレンシアは空気がとても乾燥していて、私も喉が乾燥しやすいので、声がまったく出なくなることがあり、また風邪をひいてしまうこともあるのですがバレンシアの人たちはマスクもせずに元気に過ごしているのがすごいと思いました。

 

 

②    Semana Santa(聖週間)について

スペインはキリスト教国なので聖週間がありその時期は学校も休みになるのですが、その次の週にバレンシア州のみの祝日があり、聖週間からその祝日までまとめて休みになりました。大きな連休だったので旅行に行ってきたのですが、その旅先でもまた一つのカルチャーショックを受けました。それは飲食店のスタッフがとてもにこやかで楽しそうに働いているということです。5軒ほどのお店に行ったのですが、どこもとても混雑していて注文が絶えない状況で作業はとても素早くサービスはとても良かったのですが、その間にも作業をしながら他のお客さんやスタッフと楽しそうに会話しているのを見て、とても強く印象に残りました。それと同時に、いつか日本でも職業を問わずこんな風に仕事ができるようになればいいな、と感じました。

 

 

写真: Semana Santaの旅行より