Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2016年10月号 文学部 Y.T

 

 

 

1.環境について

 

大学施設

私が所属しているFacultat de Filología(言語学部)は、バレンシア大学のBlasco Ibañezキャンパスにあります。このキャンパスの名前は大学の前の通りの名前で、大学のキャンパスは通りの大部分を占めるとても大きなキャンパスです。というのも、学部につき1つの建物がありそれぞれ並んで建っているのですがそれを総称して1つのキャンパスになっているからです。

 

サービス

大学の授業は資料を必要とする授業がほとんどで、授業によっては教授がその時に使用する資料を配布する授業もあれば、そうでなかったり、パワーポイントで進められる授業もあります。授業で使用される資料やパワーポイントは事前にポータルサイトに送られてくるのでそれをダウンロードします。授業中はその資料をパソコンで見ながら講義を聴いたり、USBに保存してそれをFotocopisteríaというお店にに持っていくと印刷することができます。印刷の料金はお店によって異なりますが、私が普段よく利用しているお店では1枚につき¢10(約12円)で印刷することができます。

 

住居

私は現在、旧市街にある寮の1人部屋に住んでいます。寮の近くにはMercado Central(中央市場)や世界遺産にもなっているLa Lonja De La Seda、バレンシアの観光の名所として知られるカテドラルやPlaza de la Virgenなど多くの観光地があり、この周囲は日頃から団体のツアー客や個人旅行の人たちで賑わっています。また、この旧市街はどの建物も歴史的建造物を思わせるような造りでとても魅力のある街です。治安もとても良く、寮の出入りも24時間可能なので私は普段からよく夜遅くまで出歩いています。

 

2.バレンシア州の日と国民の祝日

バレンシアの日というのは、毎年10月9日に制定されていて、これはイスラム教徒が支配していたバレンシアを1238年10月9日にキリスト教徒が征服したことを祝う日です。前日の10月8日からバレンシアの街はお祭りムードになり、10月9日の午前0時になると大規模な花火大会が行われました。私は花火が打ち上げられる場所のすぐ近くで観ていたのですが、少し離れて観る日本の花火と違い臨場感がありました。夜遅くの開催で帰りも遅くなりますが、バレンシアは安全な街で夜に一人で出歩いても危険な目に遭うことはあまりありません。ちなみに日中よりも本数は少なくなりますが公共交通機関も金曜日と土曜日は27時(翌日の午前3時)頃まで動いています。

国民の祝日というのは10月12日に制定されていて、これは1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した日を祝うもので,Plaza del Ayuntamiento(市庁舎前広場)では大掛かりなパレードが開催されていました。

この2つの祝日が同じ週にくるバレンシアでは、2つの祝日を含めて連休となる人もいるようです。

 

 

La Lonja De La Sedaの内部

バレンシア州の日を祝う花火