Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2016年11月号 国際文化学部 R.M

 

1.授業紹介

私はバレンシア大学歴史学部のHistoria del Arteに所属しています。授業は前期、後期各2科目ずつ履修しました。1科目あたり3時間で1時間と2時間の2日に授業が分かれており、週に3日大学に行って教会やお城などの装飾や建築物の構造などについて学んでいます。授業は現地の学生に混じって受けているのですが、先生の話すスピードはとても早く、わからない単語を辞書で調べるのも一苦労です。

授業スタイルとしては先生が前に立ち、パワーポイントに写真を載せながら口頭で1時間、または2時間話し続けます。教室は大講義室ではなく、小さめの教室で生徒数は15名から30名と少な目です。日本の大学との異なる点は授業が進められていく中で生徒らが疑問に感じたことはすぐに先生に聞いたり、発言します。またペンを持ってノートをとる学生もいますが、パソコンを使っている学生が日本に比べて圧倒的に多く、キーボードの音が絶えず聞こえてきます。さらに私の学部は歴史学部の美術系であるためか、年齢層が広く学生の半分ぐらいは50歳以上の方です。

日本のように出席などをとることはなく、また教室は必ず前の席から埋まっていきます。そしてただ先生の話を聞いているわけではなく、積極的な姿勢で授業に参加する学生が多く、とても刺激を受けます。

2.語学学校について

大学以外にスペイン語を学ぶため、語学学校に通っています。バレンシアにはたくさんの語学学校があります。ホームページなどを見たり、人から情報を得て、住んでいるところからの距離などで決めました。申し込みなどは日本人の代行会社を通して行いました。バレンシアに来てから全ての作業をおこないましたが私の通うHispaniaには日本人秘書の方がおられたこともあり、とてもスムーズでした。語学学校については日本で全て決めてしまう必要はなく、バレンシアについて大学の履修登録をして授業スケジュールを把握してから申し込んだ方が良いと思います。

通常の留学であれば学生ビザをとるために週20時間以上授業を受けなければいけません。しかし龍谷大学からの交換留学であるのでビザは大学からおりるため、自分の好きな時間数を取れます。私は週10時間で週に3回通っています。Hispaniaは始めに指定した時間数の授業料を払い、与えられた授業のコマ数の範囲内で好きな時間、好きな曜日にインターネットで各授業予約して通います。旅行などで休みたい時は授業を予約しなければいいだけで、次の週に振替で受講することなどが可能です。大学と語学学校を両立する場合はHispaniaはとても適していると思います。

【写真】
語学学校 クラスメイト
ホワイトボード