Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モンス大学
2017年10月号 政策学部 M.H

:環境について

モンスにはモンス大学とモンス音楽院があり、学生が多く見られるまちです。お昼になるとサンドウィッチを片手に歩いている学生をよく目にします。彼らにとってサンドウィッチやフリッツ(こちらではフライドポテトのことを「フリッツ」と呼びます)はソウルフードのようなものです。食堂を利用している学生もいますが、こちらには、”お昼休み”という時間がないので、授業の合間や授業中の10分休憩の時に食事している学生もいます。日本では1限〜7限まで時間がきっちり決められていて、なおかつ合間に15分の休憩(移動)時間、お昼休みも設けられているので、こちらの体制とは違い、驚きました。

次にモンスの町並みについて。モンス駅より東側は、グランプラスやモンス大学のキャンパス、住宅などが並んでいて、西側には大きなショッピングモールや展示場などが建っています。二つのエリアを見比べると印象が違い、興味深いです。東側はレンガ造りの建築物が多く並んでいて、多くの人がイメージするヨーロッパの雰囲気を見ることが出来ます。歩道は石畳で、住宅街になると少し狭いですが、グランプラス周辺は広く歩きやすい歩道になっています。一方でモンス駅の西側は近代的な建物があり、週末にエキスポなどが開催されています。また、現在モンス駅は新駅舎建設が行われていて、完成は2025年を予定しているそう。その為、今のモンス駅は仮設駅舎で運営されています。

最後にこちらの気候について。10月末になり、段々寒くなってきました。夜18時になるともう外は真っ暗ですっかり夜の雰囲気になります。昼間は陽が出ているのでそれ程でもないですが、早朝と夜はコート、マフラー、手袋をつけていても不思議のないぐらい寒いです。ベルギーの冬はこれから長く続くそうです。

 

:交通手段について

モンス市内での交通手段は徒歩かバスになります。私はどこに行くにも基本的に徒歩で移動しています。私は経済学部のキャンパスから一番遠い学生寮に住んでいるので、学校までは約20分かけて通っています。自転車を使って通学している学生もいますが、ほとんどの学生は徒歩で移動しています。

バスのターミナルはモンス駅近くにあり、多くの人がそこから目的地の近くまでバスを利用しています。キャンパスによっては、キャンパスの目の前にバス停がある場合もあるので、離れたところに住んでいる学生にとっては便利かと思います。料金は1回€2.40で、日本に比べると少し高いのかな?と感じました。時刻表通りに来ないこと(遅れてくる、全く来ない)も時々あります。

モンス駅からブリュッセルまでは約40分ほどで行くことが出来ます。乗り換えなしで行けるので、便利です。日本と違ってこちらは改札がないので、電車の中で車掌さんにチケットを見せなければいけません。26歳以下の人はベルギー内であればどこでも片道€6.20で行くことが出来ます。Go Pass10という回数券を使えば更にお得に乗ることが出来ます。ベルギーでの学生割引などのサービスは、日本よりもずっと良いと思います。