Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2015年10月号 経済学部 K.A

①環境について 

学生は大学のジムを利用でき、ズンバ、ヨガ、ボクササイズなどのクラスも全て無料で利用できます。大学から10分も歩けば大きなショッピングセンターがいくつもあるので、衣類、食品、日用品、電化製品など基本的には何でも手に入ります。アジアンマーケットに行けば、少量の日本食も手に入ります。駅やバス停も近辺にあるので、移動には困りません。イギリスの電車代は高価ですが何週間も前から予約すれば安く買えます。旅行の予定などは余裕を持って計画すれば費用を抑えられます。図書館は24時間利用できますが、蔵書量、自習室の数などは龍谷大学に比べると随分と見劣りします。 

私のフラットは6人中5人がイギリス人です。どうしてもみんなの会話についてけず、辛い思いをすることが多いのが現状です。私がみんなの会話に加わると何度も聞き直したり、分からない言葉を説明してもらいます。その結果、会話を中断してしまい、話しかけるのが億劫になります。龍谷大学では国際交流に励んできたつもりでしたが、ここにきて本当の言語の壁を感じています。毎日自分の部屋に帰ると悔しい思いでいっぱいになります。誰も助けてはくれないので自分の語学力を伸ばし、フラットのみんなと同じタイミングで一緒に笑うことが今の目標です。 

②授業について 

私はIBC(International Business Communication)コースに所属しています。コース終了時に論文を提出し受理されれば、学位を取得できます。コースには200人ほどおり、6割中国人、3割ヨーロッパ人、1割日本人くらいで構成されています。ほとんどの学生は初めてビジネスを専門的に学ぶので、経済、経営学部以外からの挑戦も十分に可能です。コースのレベルは高く、課題も毎日出ます。私の場合は毎日午前中に2〜3時間の講義を受け、その後は図書館に行き2時間ほど課題に費やします。長期間に及ぶ課題や、グループで取り組むので自主的なミーティングが必要なものなどもあるので、優先順位を決め、しっかりと自分の生活をコントロールする必要があります。授業の他にも毎日必ずBBCのWorld business reportを観ること、取り上げられた事柄について自分の意見をもって学校に来ることが大切です。授業の初めの30分はだいたい世界の情勢についてのディスカッションです。他にもエコノミストを読み込むことも勧められています。私も4ヶ月の購読契約をしました。帰国するまでに、辞書なしで読めることを目標にしています。10月の前半で論文のテーマ決めの締め切りがあります。可能ならば日本にいる間からしっかり準備することをお勧めします。私の場合はテーマ設定で教授と折り合いがつかず、図書館に籠りテーマを毎日のように変え続けるという地獄のような3週間を過ごしました。 

(土日を利用して訪れたスコットランドにて) 

(3年前に龍谷大学に留学に来ていたライアンとの再会)