Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2016年9月号 国際文化学部 Y.M

①オリエンテーションについて

 

留学生を対象としたUniversity College Cork(UCC)のオリエンテーションは3日間行われました。留学生といってもUCCには世界中からたくさんの留学生が来るので、国または地域ごとにオリエンテーションも分けられています。私たち日本人は”Visiting US and Non-EU Students”という分類になります。まず1日目はUCCやアイルランドについて、図書館の使い方などの説明を受けました。2日目は現地での生活について、Clubs & Societies(部活やサークル)などの紹介がありました。そして3日目は事前に指定された時間に学生証を受け取り、その後希望者はキャンパスツアーやライブラリーツアーに参加するというものでした。いずれもお昼すぎから始まり14時頃には解散だったので、終わってから仲良くなった友達と軽くご飯を食べたりしていました。参加必須のオリエンテーションはこの3日間だけでしたが、その次の日にFÁILTE FESTというものが行われていました。これはこれから授業を受けるにあたってのアドバイス、例えばノートテイキングの方法やエッセイの書き方、プレゼンの仕方など様々なテーマ別にいくつかのワークショップが開かれ、興味がある人は自由に参加する事ができるというものです。一応事前に予約をする事になっていたのですが、特に確認などなかったので予約をしてなくても参加はできます。この日はワークショップ以外にも学校内はClubsやSocietiesの勧誘で賑わっていました。

 

実はUCCにはオリエンテーションが始まる1週間くらい前からWellcome Programという留学生向けのイベントがたくさん用意されています。City Walking TourやWellcom Meeting、週末のDay Tripなど種類が豊富で、何より友達を作る絶好のチャンスです!ちなみにDay Tripは数に限りがあるため早い者勝ちになります。オリエンテーションが始まる少し前にこちらに到着して、Wellcome Programで友達を作っておくのも良いかもしれません。

 

 

 

②アイルランドについて

 

日本にいたころ「アイルランドって英語?」とよく聞かれました。アイルランドの公用語は英語です。アイルランド語というものも存在しますが、現在のアイルランドでアイルランド語を話して生活している人は3割程度だそうです。しかし街中で見かける標識は英語とアイルランド語の両方で表記されています。UCCの建物の名前もアイルランド語だったりします。別に読めなくても生活に支障はありません。そして肝心なアイルランド英語ですが、アメリカやイギリスなどと比べると多少は訛りがあると言われています。またコークの人たちはけっこう早口です。(本人たちも自覚しています)始めは違う言語かと思うくらい混乱しましたが次第に耳が慣れてくれます。なぜ留学先がアイルランドなのかと思う人も多いと思いますが、私はアイルランドは英語を習得するには最適な場所だと思います。それは日本人の数が非常に少ないので、必然的に英語を話す機会が増えるからです。留学生の数が1000人近くいる中で私が今まで出会った日本人は3人ほど。大学のことや現地での様々な情報を共有するためにも日本人の存在は大きいですが、あまり多すぎないこのくらいの人数がちょうど良い気もします。

私はアイルランドの文化や芸術に非常に興味を持っていたので留学先として選びました。街中が音楽で溢れ、パブでは人々がビールを片手に陽気におしゃべりをし、まれにアイリッシュダンスを見ることもできます。街並みはカラフルでヨーロッパ独特の雰囲気があり、散歩をしながら見て回るのも楽しいです。自国の伝統文化が現在も人々の生活に強く根付いている、そんなアイルランドに心を惹かれる毎日です。