Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ミドルセックス大学
2019年5月号 国際学部 R.Y

この留学を振り返って

約10ヶ月のイギリス留学の中で多くの経験をしてきました。龍谷大学の国際学部では触れることのなかった内容をInternational Politicsコースで学ぶことができ、知識だけでなく、そこで共に勉強したクラスメートの影響もあり自分の価値観をもさらに広げることができたのではないかと感じています。具体的にあげると勉強や授業に対する姿勢は日本人大学生以上に積極的で真摯に取り組んでおり、知識欲に溢れてると感じました。私の大学生活は残り後期しかありませんが、真面目に勉強する時間をもっと増やす必要があるなということを感じさせてくれました。

また私はこの留学中に16カ国の国に行き、様々なカルチャーに触れてきました。どの国に行っても感じるのは日本は恵まれているということです。その16カ国はどこも発展した場所で滞在時問題に巻き込まれることなくどこも素晴らしい国でしたが、私が特に感じたのはインフラ面で日本は優れていると感じました。例えばトイレに関してですが、トイレを見つけようにも簡単には見つからず、利用するにもお金がかかる、といったように私たち日本人にとっては少し不都合な部分がヨーロッパにはあるということです。交通機関を利用する際も改札があったり駅員によるチケットの確認があったりという日本での常識がヨーロッパ諸国では見られず、無賃乗車が深刻な問題になっている国もありました。

そういった日本での当たり前は世界では当たり前ではないという実情をこの10ヶ月の留学の中で自分の目で確認することができたのは、少なくとも自分にとって大きな経験となりました。百聞は一見に如かずと言うように何事も自分の目で確認するということの重要性を改めて感じさせられ、この留学を終えて私が言えることは比較的お金にも時間にも余裕のある大学生のうちに、バイトや日々の大学生活で満足せず自分の生活環境から一歩外に出て様々な事に挑戦するべきだという事です。

 

帰国後どう留学経験を活かす予定か

帰国後まず私が取り組むべきことは就職活動です。そこで留学中に学んだ事、感じた事を明確にして、自分が卒業後どんな職につくのかまた10年後20年後にどうなっていたいかという事をこの留学経験から得た事を軸に考え、行動に移していきたいと思います。自分の将来設計についてここでは書きませんが、留学後はまず第一に就職活動に専念していきます。

就職活動が一旦落ち着いてからは勉強に力を入れていきます。特に語学学習は留学する前から力を入れていましたが、英語以外にも第三言語として中国語を勉強していこうと考えています。もちろん中国語自体に興味があるためということもありますが、留学中に感じたこととして、中国語を話す人が世界中にいて今英語と同じくらいその重要性は高まっているように思えます。また第二言語として英語を話せるのは世界では当たり前でそういった状況の中で自分の市場価値を高めるためにも第三言語として中国語の学習を今後力を入れていこうと考えています。

さらに自分の留学経験を伝えていきたいと思います。私も含め私の親友も大学生になってから初めて留学をしたという人が大半を占めており、そういった人たちにとってはリアルな留学生活を知るのにこのマンスリーレポートだけの情報では不十分だと思います。これから留学をひかえている、また留学をしたいけど迷っているという人たちの手助けになれるように、留学説明会などの機会を通してこの自分の経験を直接伝えていきたいと思います。