Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ミドルセックス大学
2017年6月号 国際文化学部 R.F

① この留学を振り返って

初めての海外経験でいきなり10ヶ月の学部留学というのは、想像していた以上に様々な面で大変で、海外で生活をするというのはどういうことなのかということを実感しました。思うようにいかなかったり、挫折を感じたりすることも多々ありましたが、自分に向き合うことができた10ヶ月間だったと思います。そして、自分がいかに日本人であるかということを実感しました。

留学というのは”脱当たり前”をして、自分の国をよりよく知るための経験だと思います。他国をただ単に見ることが目的なのではなくそこに住むことで、自分が今まですごしてきた当たり前に対する比較対象を持つための経験として大きな意味があると思います。これはネットがいくら普及した現代社会においても実体験なしでは得られないものだと思います。それが20代の前半でできたのは非常に人生において貴重な経験だったと思います。

日本人は海外志向が無いなどとよく言われますが、日本という単一的に見える少し変わった社会で生きているからこそ、留学という経験は必要なものではないのかなと思いました。

また、ロンドンのような多様な文化の中に身をおいた時、自分がいかに日本人かということを実感しました。自分が日本人であると言ったときに、日本という1つの抽象的なイメージの中に自分は属していて、そのイメージというものは先人たちが意図的ではないにしろ作り上げていったもので、自分はその先端に立っているんだなというような感覚を持ちました。この感覚は留学をしないと決して得られない感覚で、こういった感覚を養うことが留学の1つの意味であると思いました。

とにかく、留学を終えてより自分を知ることができたように思います。

② 帰国後どう留学経験を活かす予定か

今回の留学で日本のさまざまな魅力について気がつくことができたので、それをもっと多くの外国人に広めていってさらに多くの人に日本に来てもらいたいです。同時に、自分の経験を周りの人々と共有していきたいです。

また、英語力向上が留学における1つの目標であったので、今回の経験で伸ばすことができたものを、留学終了後もさらに向上できるように努めたいと思います。