Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ミドルセックス大学
2017年4月号 国際文化学部 M.H

①現地の友人について

 

オリエンテーション期間など最初の頃は、いろいろなイベントがあって多くの人と出会う機会がありました。ミドルセックス大学は国際色豊かな大学です。ヨーロッパの各国から、またインド、マレーシア、中国からなど、さまざまなバックグラウンドを持つ人々がいます。しかし生活リズムが固定されてからは、日本においても同じですが、特定の人としか遊ばないようになってきたなと最近感じています。寮、クラス、部活動などで友達ができましたが、私の友達は主に中国人でした。自身が中国語を専攻しており、興味があったということもありますが、不思議なことに気の合う子は中国から来た子が多かったです。

4月に入り、授業も部活も終了してからは、この中国人の友達と共に旅行をします。冬休みにも東南アジアの方へ彼らと共に旅行に出かけましたが、改めて中国人の旅行の仕方は強いと感じました。事前に計画を立てるのではなく、現地に行ってツアーや車を頼みこむという手段が多く、また、お土産屋さんでの値下げ交渉も強かったです。味方になると心強く、この旅行で彼らから多くのことを学びました。次の旅行はモロッコに行くのですが、今からとても楽しみです。

もちろん、せっかくイギリスに留学したのだから、イギリス英語に触れあいたいと思い、ロンドンにある語学交換のイベントなどに参加していた時期もあります。それらは活動曜日が決まっていたり、参加者も働いている人が多かったりして、なかなか親しい友人を作るのは難しかったです。しかし、そこで出会った人々にまた違うイベントに誘ってもらえたり、色々なことを教えてもらえました。とてもいい経験でした。

 

②スコットランド

 

4月の半ばごろに、中国人・香港人の友人と一週間ほどスコットランドに出かけました。エジンバラ、グラスゴーの都市だけではなく、スカイ島というブリテン諸島西北の島まで足を延ばして、そこにある妖精のプールを見に行きました。スコットランドでは、イングランドとは全く異なった文化・言語の中で穏やかに生活している人々に出会うことができます。イギリスに来たら是非スコットランドにも行ってみることをお勧めします。

スコットランド英語は、イギリスの標準英語とは全く違い、少し聞いただけではまるでドイツ語を話しているようでした。英語の先生がスコットランド人だったという友人がおり、幸い何とかなりましたが、私にはさっぱりでした。もっと勉強して行けばよかったと後悔しています。もちろん、宿などではこちらがわかるように話してくれるので、旅行に行っても困ることはありません。しかし、ふとしたところで耳にする英語が全く聞き取れず、不思議な感じがしました。

宿はすべての行程でホステルを利用しました。他の旅行者たちと共に十数人が一つの部屋に寝泊まりするものです。ホテルに比べ格安なので、旅行するには最適です。もちろん、他の人の起床時間に一緒に起こされてしまうなど、嫌なところもありました。しかし、都市に比べ田舎の方のホステルは、受付の方も親切で居心地が良かったです。特にスカイ島のホステルは、部屋がガレージにあり、秘密基地のようでとても気に入りました。多くのホステルでキッチンも使用できたので、自炊をすることもできました。宿には他にもAirbnbを利用するなどの選択肢がありますが、ホステルもなかなか良い所だと思います。

移動手段についてですが、スカイ島では電車やバスはほとんど通っていなかったのでとても苦労しました。たいていの人はツアーを予約してスカイ島を回るようです。また、宿の方によるとヒッチハイクで行く旅行者も多いそうです。わたしたちは現地に行って旅行センターに尋ねる予定でしたが、手違いで旅行センターが見つからず、宿の人に手伝ってもらってタクシーで行きました。妖精のプール以外にも行きたいところはありましたが、時間不足で行けず残念です。

妖精のプールと、中央は一緒に行った友人です。

スコットランド牛もこんなに近くで見ることができました。