Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2017年5月号 国際文化学部 A.K

①この留学を振り返って

簡潔の述べてしまえばとても楽しかった、けれどももっと出来ることがあったのではないかと思うことも少なくないといった感じです。とは言え私の場合、帰国まであと1ヶ月ほどあるので今からでも出来るだけ後悔しないようにやれることをやっていく心づもりはしています。

数は少ないですが人間関係には恵まれました。留学前は苦手でなるべく避けたいと思っていた海外文献への抵抗がなくなったのは非常に個人的に大きな成果だと思っています。1年も海外で過ごしたのだから当然だとは思いますが。また、今まで実家暮らしでしたので賃貸の契約や、銀行口座の開設など日本に居たままではまだしなかったであろうことを経験できたのも大きいと思っています。システムは日本とは当然違ってくるのですが、今後日本ですることになった際にフランスで出来たのだから、と自信になるだろうと感じています。

一方で、語学に関して私が最も苦手とする「喋る」ことがあまり上達したように感じられないのが非常に心残りです。友好関係を広げようとしなかった、あまり外へ外へと行かなかった私の落ち度ではあるのですがもう少し積極的になれたらよかったのにと、少し後悔しています。

一切の迷いなく最高の留学生活だった、と言い切るのは難しい結果となってしまいましたがそれでもトータルで言ったら私にとって大きなプラスであることは間違いありません。

 

②帰国後どう留学経験を生かす予定か

 

当面は研究に生かしていくという方向になりそうです。やはり文献を読むだけではなく実際に見聞きしたものも多いとは言えませんがありますので、どうにかこの経験や感じたことを生かしていけたらいいなと考えています。

また、将来、いつになるか、どういう形になるかはまだ分かりませんがもう一度この国に戻ってきたいなという気持ちもあります。今回の留学で大分リヨンという町で生活することには慣れることが出来たと考えています。ですから、いつか、戻って来ることが出来た時には今回よりももっとスムーズにこちらで生活できるのではないかなと思っています。とはいえ以前も書いた気がしますがこの国は本当にケースバイケースという言葉以外で言い表せないほどその時々で事態が変わってきたりするので次来た時にはまた別の展開に悩まされる可能性も多いにあるのですが、それはそれでまた「フランスだし仕方ないか。」と笑えるくらいのメンタルはこの留学中に培えた気がしています。