Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年9月号 国際文化学部 E.N

①オリエンテーションについて

リヨン第三大学には無料と有料の2種類のオリエンテーションがあり、日本にいる間に事前に登録します。私は有料のオリエンテーション(SIMと言います)を受けたのでその説明をします。SIMは8月29日~9月3日の6日間で行われ、リヨン第三大学についての説明、簡単な授業、履修登録の方法、パーティや観光などのアクティビティがあります。

授業ではFLE(Francais Langue Etrangere)という文法と読解を学ぶものと、追加してModuleという何らかのテーマにそった講義を受けることができ、私はModuleを登録していませんでしたがFLEだけで十分だと感じました。普段日本で受けていたフランス語の授業の感覚とは異なり全てを理解することはできませんでしたが、フランス語に耳を慣らせる為、自分の今の能力がどのくらいなのか、授業の雰囲気、どのような留学生が学びに来ているのかを知る為にはFLEはおすすめです。また席は自由なのでその日ごとに隣になった学生と会話したりそれを通して友達になることもできましたし、話すことが好きな私にとっては毎日楽しくこの授業を受けていました。自分のフランス語に自信がない人でも”Bonjour”と一言声をかけるだけで相手は答えてくれるのでとにかく”話す”ことにも慣れると思います。この挨拶の感覚は日本とは違うフランスならではの文化ですね。

私は現地ですぐに知り合ったフランス人と日本人とパーティをする機会があったのでアクティビティには参加しませんでしたが、いろんな人たちと出会ったり大学の雰囲気に慣れる為にはSIMの参加をおすすめします。その後の授業で出会うこともあったのでまずは自ら進んで話しかけていくことが大切です。

 

②たくさんの手続き

フランス留学にあたって様々な手続きが必要です。

OFIIでの手続き(ビザを有効化する為に必要)、CAF(フランスから支給される住宅手当)、銀行口座(私はBNPというところで作りました)、保険への加入があります。

・OFII:大学の留学生担当者を通じて書類提出も可能ですが、私は直接移民局のポストに入れに行きました。住所は大学からあまり遠くなく駅からも歩いてすぐのところにあります。その後自宅に手紙が届くのでその指示に従えば無事にビザを有効化することができます。

・CAF:受け取りの為には銀行口座の開設や住宅関連(家賃など)等の書類が必要です。留学生担当者から説明もあるのでその人に教えてもらうこともできます。

・銀行口座:開設の為にパスポートと住宅証明書(Attestation de logement)が必要で、現地で知り合ったフランス人の友達に手伝ってもらいました。

・保険:大学のポータルサイト登録時に加入する保険と住宅保険(Assurance de logement)があります。住宅保険は銀行口座開設時に入ることも可能みたいですが学生証発行時に必要なので早く学生証を手に入れる為にも住居の事務所を通じて入る方が早く済みます。

上記の情報は「Campus France」やフランスに生活経験のある人のブログなどにも掲載されているのでぜひ検索してみてください。手続きには少し時間がかかりますがフランスで生活する上で必要なことなので、日本にいる間に必要な情報や書類を準備することをおすすめします。

様々な手続きがある一方で人との出会いもたくさんあるので「最初だけ…!」と気楽に捉えてもらえたらなと思います。