Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年9月号 国際文化学部 K.A

①オリエンテーションについて


他の方も書いているかもしれませんが、リヨン第三大学には2種類のオリエンテーションがあります。有料のSIM (SEMINAIRE D’IMMERSION)と無償の通常のオリエンテーションです。どちらかを渡仏前に選んで受けます。SIMは8月下旬から、通常のオリエンテーションは9月上旬に、カリキュラムごとに行われます。詳しい日時については現地入りした後、大学の国際課にで各日程が書かれた紙が貰えますので、現地入りしたら早めに大学に行くことをお勧めします。

私は通常のオリエンテーションの方へ参加したのですが、SIMは現地の観光など様々なプログラムが一週間に渡って行われるそうです。むしろプログラムが多すぎて全部に参加しきれなかったという声も聞きました。私は現地入りしてからアパート入居までにかなり手間取ったので結果としてSIMに参加する余裕がなく、しなくて正解でした。もし参加するなら結構余裕を持って渡仏することをお勧めします。

さて、前置きが長くなりましたがオリエンテーションの中身の話です。私の参加した法学部のオリエンテーションは3回に分かれて開催されました。まず、大学についてと現地での生活に関しての説明。次にフランス語のクラス分けのためのテスト(TEST FLE, Français Langue Etrangere)、それから履修登録の説明会があったようです。あったようだ、としているのは、最後のオリエンテーションが当日になって急に時間変更になり、更にその連絡が来なかったため参加出来ず、配布資料を見る限り履修登録の説明会だったようだ、と私が判断したためです。

余談ですが急な教室変更や時間変更、そしてその連絡が来ないというのは割とあります。フランスだからなと諦めてください。

 

 

②自由テーマ:銀行について

フランスはカード社会です。カードと小銭があれば不自由なく生活出来ます。ですからクレジットカードがあれば便利ですが、こちらで生活する際に更に必要なのが銀行のカード、CB(Carte Bleue)です。キャッシュカードとデビットカードとクレジットカードが一緒になったようなものです。こちらで電気や水道、家賃の支払いをする時にも銀行の口座は必要なので(学生寮は家賃手渡しでも問題ないところがあるらしいですが)、多くの留学生が口座を開設します。

開設する方法は、

1)直接銀行に行って手続きする。(後述)

2)大学の国際課で手続きする。(手続きが簡略化されていて学生証だけでOKらしい)

大学内での手続きが来年度以降も行われるかは不明なので大学に問い合わせてください。

私の場合はアパート契約の際、銀行口座が必要でしたので近所のBNP Paribasという銀行に手続きをしに行きました。銀行によっては口座開設の手続きは事前に予約が必要らしいのですが私の場合は予約なしで手続きが出来ました。分からなければ一先ず銀行に行くのも手です。

パスポートと、学生証(大学の受け入れ許可証でも可)、住居証明書(L’attestation d’habitation)を持って行きます。私は住居証明書がまだ無かったので数日待ってもらいました。

私は学生向けの口座を開設しました。その場での手続き自体はすぐに済みますが、登録に1日かかりその日は入金や支払いが出来ません。また、CBはすぐに貰えないのでATMではなく現金を手渡しで口座への入金をしました。その為には現金での入金担当の人の出勤日に銀行に行く必要があります。また更に入金したことが登録されるまでに半日と、とにかく口座からの振り込みが出来るようになるまでに時間がかかりました。

全ての書類を銀行に提出すると、随時手紙が銀行から届きます。顧客番号、自分の口座をオンラインで確認する時に必要な番号、そしてCBをATMで使う際に必要な暗証番号(日本では自分で設定できますがこちらでは勝手に設定されます)とCBの受け取りに必要な書類です。ちなみに全ての郵便物を受け取り、CBを貰うまでに私は約1か月かかりました。

時間はかかるし、行員によって対応や言っていることがバラバラで苛立ちもあるでしょうがその分交渉の余地もあるので交渉力を身に着けたいです。

 

 

La carte bleue

漸く入手したCB

 

ローヌ川

観光も簡単に出来ます。写真はローヌ川

 

hotel de ville、 市役所。