Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2014年4月号 文学部 G.T

授業について②

CMとTDとについては前回書いたので、今回は準授業扱いのスポーツ科目について書きます。リヨン第3大学の構内の南西にBureau de sportという事務室があり、スポーツの授業を受けるためにはまずそこで専用のカードを作ります。カードを作る為には写真と35€(変更されるかもしれませんので要確認)とが必要です。私は留学手続きの際に既に登録を希望して諸費用と一緒に払っていたので、事務所で直ぐに受け取れました。事務所の前の掲示板には開講科目、曜日、時間、場所、講師の名前等が掲載されていますので、希望するスポーツを探し、直接その場所に行きます。最初の出席時にカードを提示し、それを以って登録が完了します。 授業は1回1時間15分が基本のようで、1科目で複数曜日、複数回開講されているものもあります。大学構内にはスポーツ用と格闘技用の二つの部屋が備わっていますが、水泳や陸上等は大学外の施設を利用するようです。また、道具は基本的に自分で用意しなければなりません。Part Dieu駅前のショッピングセンターには“GO SPORT”や“DECATHLON”という名前のスポーツ用品店が入っているので必要な物はそこで揃えられると思います。 私は柔道と合気道を取っていましたが、どちらも火曜日に2講連続で2時間半ずつ開講されており、合わせて5時間連続でそれらに出ていました。大学の授業なので初心者から上級者まで様々で皆一緒に練習をしますが、それ程厳しい内容ではありませんでした。ただ、初心者には高度だったり進みが早すぎたりする一方で、上級者には物足りないような中途半端は印象を少し受けました。大学の授業であり、時間も限られていることからこれは仕方ない事かも知れませんが。なので、本気でやりたいという人は大学外で探してみると良いと思います。こちらもスポーツは(知名度の少ない野球等を除けば)盛んだと思います。

自由テーマ

今回は旅行に関する事について書こうと思いますが、有名な場所を上げて説明していくのはつまらないので、観光の目安になるものについて書きます。 フランスを旅行する機会があればLes plus beaux village de Franceという看板を見る事があるかもしれません。これは人口2000人未満で文化財を2つ以上保有し、景観を保護する取り組みが行われている等の条件を満たしている町に与えられ、名前の通り、そこが“フランスの美しい町”の一つである事を示しています。今まで訪れた街はどれもレンガ造りの家々が並び石畳の道路が広がっていたり、道中は牧草地やそこに放たれている馬などの家畜が見えたりと長閑な空気と歴史を感じさせるものばかりでした。しかも、少なからず似たような部分はあるものの、例えば、リヨンから電車で少し行った場所にあるPérougesは若干薄茶色のレンガの家々が小さな城壁に囲まれており、一方、同県ですがリヨンからは遠いBalazucという町は河を挟んだ崖沿いに埋もれるにひっそりと立ち並んでおり家屋は全体的に白いなど、それぞれに特色が見受けられます。 Les plus beaux village de franceの公式サイト(http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr 英語、仏語)もありますし、各種旅行ガイドにもちらほらと載っているかと思います。旅行をするなら有名所ももちろん良いですが、フランスを知る為にもやはり伝統的な田舎町は外せません。

【Pérougesの全体とLes plus beaux village de Franceの看板】

【Pérougesの中心】

【Balazuc①】

【Balazuc②】

【Balazuc③】