Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2014年2月号 文学部 G.T

現地の学生、友人について

こちらで出来た友人の多くは日本語を勉強している日本語学科の学生です。リヨン第三大学では日本語学科の授業が多数開校されており、まず友達が出来るのはここでしょう。日本語学科の12年生の多くはまだ日本語で会話できるレベルではないのでフランス語を中心とした会話になりますが、3年生ともなるとだいぶ日本語を理解しており、フランス語と日本語と両方織り交ぜて話せますので意思疎通が比較的容易です。

もちろん、日本語学科ではない友人もおり、彼らとは大学のスポーツ活動(準授業)で知り合いました。残念ながら殆どが日本語を話せませんので私の拙いフランス語では理解が追い付かずに苦労することも多いのですが、私が理解できない時には英語を交えたりしながら別に説明をして助けてくれるなど良くしてくれています。同じ活動、スポーツをしている分、やはり単に会話するだけの場合よりも親しくなりやすいように感じます。

こちらの学生同様、私も友人達とはよくビールを飲みに行ったりソワレをしたりしていますし、また、友人のさらに友人の家でソワレが開かれるのでそこへ遊びに行くという機会も少なくありません。それらの機会がとても多い事が日本とは違う点だと強く感じます。

現地の学生については、良く知られている通り真面目に授業を受ける人が多く、また講義形式の授業ではパソコンをノート代わりにする学生が多いのでキーを打つ音があちらこちらから聞こえ、日本との違いを感じます。もちろん、全員が全員真面目という訳ではなく、携帯電話(スマートフォン)でFacebookなどのSNSやネットサーフィンをしていたり、中には堂々とネットゲームをしたりしている学生も稀に見かけます。また、1年生の授業等では私語で騒がしい事も時々あるなど、やはり日本の学生と似通う点もあります。


自由テーマ

私はこちらに来てから23ヶ月経った頃に携帯電話を契約しました。プリペイド式と契約式とで迷っていたのですが、チャージを忘れてしまうのが怖かった事もあり、利便性をとって月20€のプランを契約しました。数か月使っていますが、それほど頻繁に使わない私には一番低いプランでも十分です。契約式の利点はチャージをする必要がない事ですが、その一方で契約をするにはフランスに実際に住んでいる人(要するにフランス人)の住居登録が必要なようで、私達留学生の寮の住所では契約できないので注意が必要です。私はフランス人の友人に手伝ってもらいました。また、せっかくなので日本では基本的に売っていない機種(Sony製のスマートフォン)を購入して使っています。不便は全く感じませんが一つだけ問題点を挙げると(これは私の使っているスマートフォンに限らずこちらのどのスマートフォンも同様のようですが)、初期状態では日本語入力が存在せず、使えませんでした。その為、日本語でメールを作成する為には別途自分でアプリケーションを導入しなければならず、多少手間が掛かりました。お店で売られている製品の説明書がだいたい欧州の言語を中心に書かれ、日本語の説明はほぼ見られないという事からも分かるとおり、やはりこちらでは日本語は特殊な部類のようです。

携帯電話と言えば、これは有名な話ですが、こちらは日本とは違いSIMロックは基本掛かっていませんので携帯電話本体を自由に選べます。予め適当な携帯電話会社と契約してSIMカードを手に入れ、後に電話本体を購入して使うこともできますし、実際にそうしている人もいます。携帯会社はSFR、Orange Bouygues Télécomが大手のようですが、どれを選んでも料金や内容に大差はなさそうです。

とても便利な携帯電話ですが本体にSIMロックが掛かっていない事もあり、以前に書いた携帯電話の盗難も多く、盗まれた携帯がインターネット上で売買されることもあるそうです。


【SFR (Part Dieu駅近くのショッピングモール内)】

【Orange (同ショッピングモール内)】

Bouygues Télécom (同ショッピングモール内)】

【PAUL (チェーンのパン屋。クロワッサンが美味しい。同ショッピングモール内)】