Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2013年11月号 国際文化学部 K.K

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

リヨンの治安は良い方だと思います。スリの被害にあったという話も聞いたことがないし、たまに夜に外を歩くこともありますが、用心さえしていれば特に問題はないです。ですが、アジア人(というか日本人?)の女性は声をかけられることが多いので注意した方がいいと思います。日本にいるときよりも頻繁に知らない人から話しかけられますが、基本的には相手にしないという癖がこの3ヶ月間で身に付きました。また、フランスに来て最初に驚いたのは物乞いがとても多いということです。道端や地下鉄の駅で地面に座り込んで紙コップを差し出してくる人、パン屋でパンを買っていると近寄ってきて「それちょうだい」と言ってくる人等毎日至る所で物乞いに遭遇しますが、こちらも相手にしない方がいいです。最初はどう断ればいいのか分からず、不慣れな感じが相手にも伝わったのでしょう、ひどくしつこくせびられ、買ったばかりのパンをそのまま持って行かれたことがありました。地下鉄の中ではアコーディオンで演奏をして1曲終わると紙コップを持って電車内を歩いて回るという子どもが多いです。

 

幸いまだ大きなトラブルに巻き込まれたことはありませんが、日本では起こりえないようなことが日常的に起こるのでちょっとしたことでは驚かなくなりました。基本的に対応が遅いのでトラブルが起こった場合自分から積極的に動かないと解決しないことが多いです。

 

 

気候について

留学準備中にリヨンの気候をインターネットで調べた時には日本と大して変わらず、冬もそこまで寒くないという印象を受けましたが、実際には11月の時点でとても寒く、街を歩く人も日本より本格的な防寒対策をしている人が多いです。先日は少しですが雪も降りました。また、どんよりと厚い雲に覆われている暗い日が多く、ヨーロッパの冬が憂鬱であると言われる理由が分かります。夏は心地よかった湿度の低さも、冬になると厄介な存在です。毎朝目覚めると喉と肌が痛いです。