Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2012年9月号 国際文化学部 Y.H

*オリエンテーションについて*

私はビザの予約、申請が予定より大幅に遅れたため、916日にリヨンに到着しました。そのため、オリエンテーションには参加出来ていません。なので、その場合の到着後の学校での対応について書きたいと思います。

 

まず、私は到着してスーツケースを持ったまま、R.IRelation International)という国際センターのようなところに行きました。そこでは、FLE(フランスについてフランス語で学ぶ授業)のクラス分けテストの日程や銀行口座を作ること、などを教えてもらいました。ただ、R.Iの方は喋るのが本当に速いのでほとんど聞き取れませんでした。

2日目以降はアジア地域を担当している方に何度か話を聞きに行きました。その方は移民局への必要書類の送付や授業の取り方などを教えて下さりました。しかし、それらは私がどのようにしたら良いのかを聞きに行ったので対応してくださったのかもしれません。もし、聞きに行かなければ分からないままだったと思います。なので、到着が遅れた分、積極的に動いていく必要があると私は思いました。

他にも、オリエンテーションで友達を作っている人が殆どで、その点ではなかなか友達が出来ていません。しかし、Faculte de Langueには日本語学科があるので日本に興味を持っている学生がいます。この環境は日本人留学生にとって有難い環境であると思うと同時に、授業に出たり、話しかけることで自然と打ち解けられると思います。

*環境について*

私の住んでいるアパート(リヨン第三大学から提案されている寮の中から選びました。)は大学から歩いて20分くらいのところにあります。トラムが近くにあり、メトロへの乗り換えも比較的簡単にできます。しかし、大学まで歩くのには少し距離があるので、もう少し近場のところを選らんでも良かったかなとも思います。なにより、私にとって辛かったのは部屋に到着時から(以降2週間)電気が止まっていたことです。フランスでは電気が個人契約なのか分かりませんが自分で契約を結ばなければいけませんでした。なので、こっちの大学におられるlogementを担当している方に(その方は日本語も話せるので)、事情を説明してその方からEDF(電気会社)に電話して契約をしてもらいました。しかし、電話をしてから1週間ほど待たなくてはいけませんでした。これは本当に不便なことでお湯も出ないのでシャワーも浴びられないし、コンロも電気なので料理も出来ないし、最も大変なのは電気が点かないことです。常に部屋は暗くて、到着後は疲れていたり、ホームシックになっている上に、電気が2週間もない生活というのは本当に辛いです。なので、寮を決める時も到着時に電気が通っているか、通っていない場合の対応はどのようなものなのか、こちらの大学や寮に確認することは勿論、龍谷大学の国際センターからこちらの大学に問い合わせてもらうなど様々な方法で到着したときに困らないようにしておくことが必要だと感じました。

*自由テーマ*

手続きについて

今回は渡航までの手続きについて書こうと思います。

大学へのinscription(オリエンテーションの登録やlogementの希望など)も制限時間などがあり、時間内に登録できないと最初からやり直さなければならなかったりと大変です。しかし、それ以上に大変だと感じたのがビザの申請です。

まず、大使館に申請に行く前にCampus Franceという機関で手続きをしなければいけません。ここでの手続きは履歴書、留学する理由、将来の展望などの情報を送ることです。これらはフランス語または英語で書かないといけないのですぐには書けませんでした。面接もあるのですが交換留学では免除されます。しかしそのためには受入許可証などをメールか郵送で送らないといけません。また、それを送り、受理されてから、受入機関についての審査のようなものが行われます。Campus Franceでの手続きに1か月かかるとみて取り組んだ方が良いと思います。大使館のビザの予約は出発の3か月前から取ることが出来るので受け入れ許可証をもらったら、なるべく早く予約をした方が良いと思います。その時に表示される番号を控えておかないとその後の予約の変更・確認などがいっさい出来なくなります。そして、フランスの場合は直接、東京にある大使館に行って申請をしなければいけません。申請からビザがおりるまで最低3週間はかかるそうなので余裕を持って進めていくことが大切だと思います。私はビザの申請予約が取れたのが8月中旬だったので、オリエンテーションに参加することが出来ませんでした。これから留学を考えている人には出発から逆算して、今しなければいけないことを確実に取り組んでいってもらいたいです。