Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2010年12-1月号 文学部 K.N

12月になると街中がクリスマス一色になりフランスでは各地でクリスマスマーケットが開かれます。そして12月8日から11日までリヨンでは光の祭典 fête des lumieresが行われました。リヨンの街中がイルミネーションに包まれ、大変きれいでした。

12月半ばまでの試験期間が終わると約2週間の冬休みがあり、フランス人の友達は実家へ帰る子がほとんどでした。フランスではクリスマスは家族と過ごす大切な日であるようです。私はこの休みを利用してモミの木のツリーの発祥地であるアルザス地方のストラスブールに1泊2日で行ってきました。リヨンからストラスブールはTGVで約4時間です。TGVのチケットは駅で買うこともできますが、SNCFのサイトで予約した方が安いです。ストラスブールのクリスマス市は有名らしく、私が訪れた時は日本人観光客がたくさんいました。TGVの駅前でパンフレットをもらい、地図に沿って歩き、たくさんのクリスマスマーケットや大きなクリスマスツリーを見ることができました。ノートルダム大聖堂の周りもイルミネーションで光り輝ききれいでした。

そして大晦日は友達の家へ行き、みんなとごはんを食べたりダンスをしたり楽しく過ごしました。そして24時になると「Bonne année」と言い、1人ずつビズをしました。フランスで大晦日を過ごすのは本当に貴重な体験だと思います。クリスマス前になるとbuche de Noel(ブッシュ・ド・ノエル)が出回りますが、新年を迎えるとスーパーやパン屋さん、ケーキ屋さんなど至るところでgalette des rois(ガレット・デ・ロワ)が売られています。ガレット・デ・ロワの中身はいろいろ種類がありますが基本的にはアーモンドクリームが入ったパイ菓子です。みんなで切り分けて食べ、その中に小さな陶製の人形が入っているので、人形の入ったパイに当たった人は王冠を被り、1年間幸運になると言われています。ですので、どこで買っても金色の王冠とセットで売られています。最近日本でもあるようですが、フランスで本場のgalette des roisを食べるのも良いと思います。