Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2010年12-1月号 国際文化学部 K.U

  <冬休みのこと> 

リヨン第3大学では12月13日から期末テストが始まり、12月18日から1月2日のバカンスをはさんで、1月15日までテストがありました。しかし私はあまり授業をとっていなかったため、バカンス前に全てのテストが終わり、12月18日から1月16日まで長い冬休みがありました。先輩方も書いておられますが、ヨーロッパの人たちにとってクリスマスは、日本の正月のように、家族で過ごすとても大切な日とされています。そのため冬休みは、1人暮らしのフランス人、ヨーロッパからの留学生のほとんどの学生が実家に帰ってしまいます。私はこの長い休みを利用して、ストラスブールというクリスマスツリー発祥の地、シュトゥットガルトというドイツ最大と言われるクリスマスマーケット、ベルリン、ポツダム、ブリュッセル、「フランダースの犬」の舞台となったアントワープ、色々な場所へ旅行に行きました。また、リヨン第3大学では語学の授業がほとんどないため、11月から大学と並行して行っていた、私立の語学学校に1月は、週に4回通っていました。

 

 

<クリスマスマーケットについて>

 ヨーロッパでクリスマスはとても重要な行事とされていて、各地でイルミネーションや、クリスマスマーケットが開催されています。私もリヨン、ストラスブール、ドイツ、ベルギーのクリスマスマーケットに行ってきましたが、その場所によって売っているものが違ったり、お店のオーナメントが違ったりと、見るだけでとても楽しめました。また、クリスマスマーケットではほとんどの場所で、ホットワインが売られています。そのため、マーケット中にワインの匂いが立ち込めています。私も、そこで初めてホットワインを飲んでみましたが、寒い中でのホットワインはすごく体が温かくなります。

 

 

<ストラスブール> 

 ストラスブールは、アルザス地方にある小さな町で、本当に可愛らしい町です。キャベツを使ったシュクルートや薄いピザ生地のようなものにチーズ・ベーコンがのった、タルトフランべという食べ物が有名です。ストラスブールの隣のコルマールという町は、ジブリの「ハウルの動く城」のモデルになった町だと言われています。コルマールには電車で30分くらいで行くことができます。コルマールもストラスブールも小さい町なので1日あれば余裕で回れる町です。

 

 

<ドイツ・ベルギー>

 リヨンのサンテグジュペリ空港からeasyjetという格安航空機を使って、リヨン→ベルリン→ブリュッセル→リヨンに行ってきました。ドイツでは雪がたくさん積もっていて、あたりいちめん真っ白でした。そして、寒いことを予想して、結構服を着こんでいったのですが、ものすごく寒く、予想以上でした。世界最古のクリスマスマーケットのあるドレスデン(大雪の影響で、電車が全然来なく、クリスマスマーケットは見れなかったのですが…)、ベルリンのクリスマスマーケット・観光、ポツダム、ドイツはどこに行っても雪がいっぱいでした。そして、寒すぎて顔が痛かったです…。

  ベルギーはブリュッセルとアントワープに行ってきました。アントワープは思っていたより都会で、見るところもあまりありませんでした。ブリュッセルはとにかくチョコレート屋さんがいっぱい並んでいました。日本でも有名なゴディバはベルギーのお店なのですが、何気なく歩いているだけで、ゴディバをたくさん見つけることができました。そして、日本では高いホットココアもベルギーでは1.5ユーロという安さで飲めました。チョコ好きの人にはベルギーはおすすめです。

 

 

<カウントダウンについて>

  昔は、あまりカウントダウン・新年みたいなことは何もなかったみたいなのですが、最近は若い子たちの間では、カウントダウンパーティをするようです。私も友達のパーティに誘われて行ってきました。みんなで料理を作り、少しドレスアップをして、お酒を飲みながら少し豪華なご飯を食べ、その後カウントダウン!!て感じでした。アペリティフにはフォアグラを塗ったパンも食べました。フランスではクリスマスやカウントダウンなどの時にフォアグラを食べるみたいです。カウントダウンはぴったり、0時ではなく、そこも少し適当で、さすがフランスだなと感じました。その後は、全員と「あけましておめでとう」と言いながらビズをして、後は音楽とお酒とダンス……とても楽しかったです。