Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2018年9月号 国際学部 M.T

《オリエンテーションについて》

私は8月28日の朝に関西空港を出発しコペンハーゲンで一泊してから、29日のお昼にスウェーデンのVaxjo Stationに到着しました。事前に予約していたVISの生徒さんが駅にピックアップに来てくれて車で大学、寮まで連れて行ってくれました。(*ピックアップサービスが28・29日の二日間のみだったので、この日に合わせた航空券をできるだけ早く手配をすると、値段も比較的低く購入できると思います。)大学で鍵、SIMカード、オリエンテーション資料などを受け取ります。鍵を寮のHOSTの方からもらう際に、日本から事前に寮の契約書の紙媒体コピーを用意しておくとスムーズに受け付けが行えます。(*コピーを大学で行うのは手続きが必要で、複雑なため。)

長時間のフライトで体がかなり疲労していましたが、翌日朝早くから大学内のIKEA ROOMで5日間程オリエンテーションが行われました。この5日間はオリエンテーションを聞きながらコーヒー、紅茶、シナモンロールなどスイーツが食べる事ができて。レクチャー内容はスウェーデンという国、国民性について、大学内の施設説明、VIS主催の旅行説明、様々な登録の仕方などについてでした。到着してから初めて他の留学生と顔を合わせたのがオリエンテーションで、留学生はヨーロッパ、アフリカ、アジア、中東、など本当に様々な地域から来ています。同じ国や地域で固まる傾向があり、少し壁を感じていました。それから日本やアジアへの興味の違いから、日本に来ている海外の人達と話していた時とは違うなと感じました。しかしこれが留学するという事なんだと実感し、異文化を超えて積極的に関わっていこうと良いモチベーションになりました。

 

《留学から1か月》

スウェーデンに来てから早くも遅くも一か月が経過しました。他の国での長期滞在の経験が無いので、毎日の発見がスウェーデン特有のものなのかどうかはわかりませんが、スウェーデンに暮らしている人を観察していて感じた事がいくつかあります。まずはスーパーやコンビニエンスストアなどに行った際、レジに行くとみんな会話をし始めます。私はまだスウェーデン語で日常会話ができるレベルではないのでできませんが、地元の人たちはレジの間、待っているだけでなくレジの店員さんとお客さんが楽しそうに会話をしていて、そんな雰囲気がとても和やかだなと感じました。それから街を歩いていても“Hej~”と、知らない人同士でも声をかけてくれたりします。しかしバスに乗ってみるとみんな下を向いていたり窓の外を見ていたりと、“スウェーデン人はバスで誰も目を合わせようとしない”、“シャイだ”とよく聞く話と同じような光景も目にします。実際に暮らしてみて、現地に住んでいる人たちの色んな行動を目にする中で、スウェーデンという国や国民性についてたくさんのイメージや印象を持つようになり、これがその地域で生きるという事なのかなと毎日とてもわくわくします。
大学にいると、留学生やスウェーデンの学生との関わりが学べますが、地域のイベントに参加してここに住む人達ともっと関わってみたいと思っています。なので来月から、Växjöの地域のボランティアに応募しました。そのボランティアは地域の問題や困っている人などへの支援も行っているので、自分が今住んでいる場所についてもっと知る良い機会になると思います。これについては次回マンスリーレポートに書く予定です。