Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2014年12月号 国際文化学部 J.O

”治安、危険を感じたこと、トラブルについて”

約4ヶ月間こちらで暮らしていますが、危険に感じた事やトラブルを感じた事は不思議なくらい一切ありません。一応スリなどには注意していますが日本と同じくらいか、それ以上に治安が良いように思います。私がスウェーデンに来て驚いた事は、交通面の安全性です。歩行者や自転車が道を渡る際に車が来ていたとしても、車は急ブレーキをかけて歩行者を優先します。始めはその人が優しいだけかと思っていましたが、全ての車が止まってくれたのでその時は感動しました。日本では車が通り過ぎてから渡るのが日常的だったので、すごくスウェーデンに好印象を受けました。ただ数件、自転車の盗難被害を聞いたのでしっかりと鍵をかけるなどの対策が必要です。鍵は日本から持っていく事をおすすめします。というのもスウェーデンの鍵の質が悪いという訳ではなく、日本の鍵の方が安くで手に入るからです。

クレジットカードは最低でも二枚持っていく事をお勧めします。私の友人でカードが急に使えなくなるというトラブルが数回起きています。おそらく限度額が原因だと思うのですが、何かあった時のために予備のカードを持っていくと安心です。私はデビットカードを持っているのですが、現金もその国の通貨で引き出せますし、銀行にお金が入っている限りカードが使えるので限度額を心配せずに使えてとても便利です。

 

”前期を振り返って”

四ヶ月というのは言葉以上に短く文字通りあっという間に過ぎました。今思い返すと何か自分からチャレンジした事もなく、留学に来る前に思い描いていた留学生活とはかなりかけ離れていたように思います。留学に来る前は日本語を出来るだけ使わないようにしようと思っていましたが、いつの間にか日本語に頼っている自分もいましたし、日本語を使う回数の方が多い日は沢山ありました。とにかく日本語を使いすぎていた事に今は後悔しています。

しかし後悔ばかりではなく成長出来た部分もあります。英語に関しては少なからず上達していると思いますし、また沢山の貴重な方々との出会いもあり、英語との向き合い方から自分の持っていた考え方まで良い意味で一度崩され考え直す事が出来たため、改めて自分を客観的に見る事が出来た非常に価値のある半年になったと思います。この半年の間に様々な事に興味を持つ機会を得る事が出来ましたし、まだ明確ではありませんが今後の目標も出来ました。そして留学に来た当初の焦りなどは不思議なくらい全くありません。なぜなら当初は英語が流暢な日本人を見ると、自分と比較するのが当たり前で、劣等感を感じる事もありました。しかし他人と比較する事も大切かもしれませんが、重要なのは「人と比較する事ではなく過去の自分、厳密には昨日の自分と比べて今日の自分がどれだけ成長しているか」という事が実は一番大切な事だと知りました。この事に気づいてから精神的に非常に楽になる事が出来ました。留学とはただ語学を学ぶためだけでなくこのような価値観の変化を得る事が出来るのもまた一つの留学の醍醐味ではないかと気づき、感じました。

残りの六ヶ月、この約半年間で得た経験を糧に残りの留学生活を充実させれるよう、日々努力を惜しまず一日一日を大切に過ごします。