Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2013年3月号 経済学部 K.S

~日本から持ってきてよかったと思うもの~

一番持ってきてよかったと思うのはやはり日本食ですね。日本を簡単に感じて貰えるのは料理であり一番印象がよかったのも料理でした。特にお好み焼きは万人ウケし、いろんな友達からお好み焼きをもう一回作って言われることが多いし、ソースは他に代用できるものがないのでお好みソースはいっぱい持ってきても後悔はしないと思います。また、風邪をひいたときは日本食が恋しくなって、フリーズドライの雑炊やみそ汁が大活躍しました。ヴェクショーでは日本食を手に入れることができませんし、近くても最低3時間以上電車で移動しないと買うことができません。食べ物以外では、旅行ガイド本が役に立つと思います。旅行の計画をたてるのにも旅行中も活躍します。私は何も持ってきていなかったので毎回友達に借りて、借りる度に持ってきたらよかったなと思うので。

他に言っておきたいのは、日本からの送料が意外とするので、後から宅配便で送ってもらおうとは思わずに荷物は渡航時に超過料金を払ってでも持って行った方が安くつきます。参考までに、普通のエアー便では10キロの荷物は1万5千円以上かかります。船便でしたら、時間はかかりますが空便の半額以下で済ませると思います。

 

~現地の学生、友人~

こちらに来て感じたのは学生の年齢層が日本より高いなと思いました。スウェーデンは教育制度が整っており初めの6年間は授業が免除なのでこの制度を使って仕事をやめて大学に再び学びに来るパターンも多いようです。私の知っている中では親子共々大学生というパターンもあります。また、基本的にヨーロッパでは25歳までYouthと見なされることから学生の年齢層が高いのも頷けます。

リネウス大学に来て日本人学生が意外と多いことに驚きました。今年は30人以上います。留学に来ると同じ日本人とは交流したかがらない人もいると思いますが、私は周りの日本人学生からたくさん良い刺激をもらうことがあったり、困ったときに助け合えたりするので、現地で会う日本人学生との交流は自分にとってプラスになっています。

こちらに来てサウジアラビアの留学生ととても仲良くなりました。よく一緒にご飯を食べたり旅行に行ったりします。よくサウジアラビア料理を作ってくれてサウジアラビア式でスプーンやフォークを一切使わず、床に大きな銀の皿をみんなで囲うように座りに米とチキンの混ぜご飯を手で直接食べます。最初は手で食べることに違和感満載でした。手でうまく食べる方法や、たくさん食べれる座り方など新しく知ることが多いので改めて文化の違いっておもしろいなと感じます。今まで中東の文化に触れる機会もなく、メディアによるイメージも悪く、興味を持つことはなかったのですが友達との出会いで一変しました。帰国後いつか友達の国に訪れられたらいいなと思います。

 

~Lapland trip~ 

3月の中頃にフィンランドのラプランドという地域にオーロラを見に行きました。初めはVIS(Vaxjo International student)という大学の学生団体が企画したトリップに参加する予定だったのですけど、申し込みが遅く定員オーバーでこの企画では行けなくなり、オーロラを見に行くのは一度あきらめました。しかし、私はどうしてもあきらめることができず、授業へのリスクの少ないツアーを見つけ、ツアー2日前にツアーに申し込み弾丸でオーロラを見に行くことができました。ツアーにはオーロラ以外にもKEMIというところにある雪で出来たお城に行ったり、サンタ村に行って本物のサンタさんに会えたり、スカンジナビア半島北部に昔から住んでいる少数民族のサーミ人が経営するReindeer Farmに訪れトナカイと戯れたり、北極海に泳ぎに行ったりと盛りだくさんのツアーでした。オプションではハスキー犬ぞり、アイスカート、スノーモービルも体験できたりしました。ヘルシンキからツアーは始まりそこからバスで北上して行き最北はノルウェーの北極海まで行きフィンランドを約1週間で横断しました。

私たちの行った日は運がよく毎日晴天でオーロラを毎日見ることができました。私が初めて生で見たオーロラは磁力が弱かったせいもあり、白いオーロラでしたが見えた瞬間すごい興奮しました。写真を撮ったらもっと興奮してしまいました。なぜなら、人間の目には白く見えているのに写真で見たら色がはっきりしていたからです。最終日には目でもはっきりと緑色とわかるオーロラが見ることができました。オーロラ鑑賞は意外と体力が必要で、寒空の中1時間外にいることが私には限界でした。外気温は最低マイナス38度まで下がり、今まで経験したことない寒さで鼻から息を吸うと鼻の中が凍るという貴重な体験もできました。また、フィンランドはサウナが有名で、サウナで温まった身体を極寒の池の中に飛び込むという習慣があり、極寒の中みんな裸で身体から湯気を出し叫びながら走っていた光景はとてもおかしく印象的です。今回は弾丸旅行になってしまいましたが、北極圏という異空間に行き神秘的なオーロラを見ることができ一生の思い出になりました。