Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2013年2月号 経済学部 K.S

授業紹介Ⅱ

私がこのセメスターに受講しているのは”Peace and Development Studies”と”Global Perspectives in the Classroom”の二つのコースを登録しています。Global Perspectivesの授業は3月末から始まるため、今現在はPeace and Developmentだけを受講しています。この授業は民族紛争、戦争の定義付け、ヨーロッパの歴史やアフリカの貧困に関しての内容で週1,2回の頻度で2時間弱のレクチャーが基本でグループディスカッションやプレゼンテーションも行います。授業数は少ないですが、大量の読み物の課題が課されるのでちょっとでもさぼると後々大変なことになります。私はこの分野の基礎知識もなく先生の話している内容の概要を掴むのに必死です。逆に周りの学生はみな基礎知識があり、バンバン質問して授業で圧倒されることも多々ありますがめげずに頑張ろうと思います。この授業では海外で様々な平和活動している人たちからのレクチャーが授業に組み込まれており、興味深い体験談や発展途上国から見た発展国への考えなど今までは自分になかった視点からの話が聞けます。この授業はこの分野に興味がないとつらい思いをすると思うので中途半端な気持ちで受けないことをお勧めします。

ここで余談ですが、こちらの大学では事前に授業登録をしていても大学側の手違いで希望していた授業が登録されていない場合が多々あります。インターナショナルオフィス(教務課)に行ってもちゃんと対応してくれなかったり、たらいまわしにされたりすることがたまにあるのでそこは気持ちを折らずに授業担当の先生に交渉するところまでした方がいいと思います。オフィスと先生との間に温度差があるのか、オフィスでは希望していた授業は受けられないと言われましたが、直接先生に交渉したら授業を受けれるようになったので最後までいろいろな方法でアプローチした方がいいと思います。

 

余暇の過ごし方

私は毎週土曜日にSports Saturdayという文字通りのイベントに参加してバトミントン、バレー、バスケットボール、サッカーなどして運動するようにしています。このイベントに参加するとスポーツを通して毎回新しい友達ができるので楽しいです。冬場は日照時間が少なかったのでその頃からジムにちょこちょこ通い身体を動かすようになりました。最近は春も近づいてきており日照時間も晴れ間も増え、キャンパスの近くの湖の周りを友達と散歩したり近くをサイクリングしたりと天気を楽しんでいます。ここヨーロッパには格安航空会社がいくつも存在しそれを使って週末に旅行に行く人も多いです。この格安航空会社をうまく使うと首都のストックホルムに行くよりも安い値段でドイツや近くのヨーロッパ諸国に行けてしまうことがあるので日本では考えられない面白い感覚です。あまりにも安いので大丈夫なのかと心配になりますが実際使ってみて、席は自由席で(荷物は大きいと追加料金、水の飲むのにお金はかかりますが)ただ移動するだけなら問題ありませんでした。しかし、驚いたこともあり、フライト中に子供が通路を走り跳びまわって騒いでいるのに親も添乗員も当たり前のごとく注意せず、これはどうなのかなと思いました。安いチケットを取ろうと思うとやはり最低一カ月前には予約しておかないと安くないので計画をしっかり立てる必要があります。私も今度使う時は、しっかりと計画を立てて安いチケットで週末どこかに行きたいです。

 

図書館について
スウェーデンの図書館と日本の図書館には決定的な違いがあります。ここスウェーデンでは図書館は静かな場所ではないことです。ミーティングルームやサイレントルームはあるんですが、それ以外のスペースでは普通に談笑したり電話していて静かな場所ではありません。このことはこっちにきてすごく驚きました。日本での常識は海外では常識ではないことを改めて思いました。未だにこの図書館の雰囲気になれません。しかし、リネウスの図書館はデザインが凝っており全面ガラス張りで内装もスタイリッシュでやる気が起こります。窓際での読書はとても快適です。