Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年12-1月号 社会学部 M.I

<冬期休暇について>

リネウス大学ではクリスマス前から年始にかけて、冬期休暇が2週間ほどあるため、キャンパス内はとても静かでした。年末年始の間、講義が無いので学生のほとんどは旅行に行ったり、帰省します。キャンパスに残る留学生はキャンパス内のクリスマスパーティなどに参加して各々休暇を楽しんでいました。スウェーデンでは日本の三が日のようにクリスマス休暇というものがあり、ほとんどの店が閉店しているので街中もキャンパス同様閑散としていました。

=クリスマス=

スウェーデンのクリスマスは一言でいうと、日本のお正月のような雰囲気です。日本ではクリスマスといえば友人や恋人と過ごすことが多いですが、スウェーデンでは家族と共に過ごすことが多いようです。  私の場合、運よく3日間ほどスウェーデン人の友人の家でクリスマスを過ごすことが出j来ました。クリスマスツリーの飾りつけ、プレゼント交換から始まり、クリスマスにちなんだ行事を経験させていただきました。  クリスマスは基本的に家族とリラックスするということで、伝統的なクリスマス料理やお菓子作りをしたり、家族とは話をしたりしてのんびりと過ごしました。初めて食べるスウェーデンの伝統的な家庭料理は食材や調理方法・味付けなど日本料理と全く異なるのですが、どの料理もとても美味しく非常に感激しました。また、スウェーデンにはFIKAというティータイムがあり、食間にお茶やケーキをたしなむという文化があります。この時間はスウェーデン人にとって家族や友人との絆を深めることが出来る素敵な時間だと思います。  友人家族と過ごす中で、スウェーデン人は家族の絆がとても強いように感じました。若者は家族との時間を大切にしますし、夫婦・親子・兄弟間の間でも互いに助け合うという精神が非常に強いように感じました。  3日間という短期間でしたが、伝統的なクリスマスの祝い方を学び、とても貴重な経験になりました。そして、スウェーデン語がつたない私に一生懸命お話してくださったり、本当の家族のように可愛がっていただき本当に嬉しかったです。

=お正月=

年末年始の10日間ほど、友達とフランスのパリへ旅行に行きました。パリはスウェーデンとは比べ物にならないほど人口が多くどこに行っても混雑していました。また、年末年始にも関わらず、観光客も沢山いました。パリにはモナリザなど世界的に有名な作品が多数展示されているルーブル美術館から現代アートの美術館など、様々な種類の美術館があります。また、エッフェルタワー・凱旋門といった観光名所も含めると、10日間という短期間では回りきれないほどでした。  モンマルトルというエリアは芸術家の街として知られており、私が訪れた日も沢山のアーティストが集まり作品を描いていました。モンマルトルの丘の頂上にあるサクレ・クール寺院から見渡すパリ市内の形式はとても素晴らしかったです。  また、友達を訪ねてリヨンというフランスの南に位置する都市も訪れました。パリとは違い時間がゆったりと流れ、街並みがとてもきれいでした。 ヨーロッパでクリスマス・お正月を祝うことができ、留学生活の良い思い出となりました。