Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2011年2月号 国際文化学部 E.A

●試験について●

 

 リネウス大学の授業は以前に紹介した通り、一つで30単位のプログラムコースと一つ7.5単位の授業をいくつか取るシングルサブジェクトコースがあります。私はプログラムコースを前期も今期も取っていないので詳しいことはわかりませんが、知り合いの話によると、このコースは一つの教科について勉強するのですが、その中でもいくつかに教科が分かれていてそれぞれの授業に試験があるので、このコースを取っているからといって試験が一回しかないというわけではないようです。

 シングルのコースではもちろんそれぞれの授業の最後に試験があります。私が取っている授業の試験はだいたい筆記試験やプレゼンテーション、レポートがほとんどで、日本の大学で行われるものとほとんど同じ形式です。また試験がなんらかの事情で受けることが出来なかったり、点数が足りず落ちてしまってもあまり心配する必要はありません。なぜならリネウス大学では再試験を最大6回まで受けることが出来るからです。先生にもよりますが、頼めば大体の授業は何回も受かるまで試験を受けさせてもらえます。

 今年から始まったみたいなのですが、リネウス大学では筆記試験を受ける場合、試験の2週間前には大学のWebページでレジストをしなければ当日試験を受けることができません。ちなみに授業自体も始まる2週間ほど前からWebでレジストをしないと授業の出席に名前が載っていないとか先生からの授業連絡のメールが来ないなど、問題が起きてしまうのでWebはこまめにチェックすることを勧めます。

 

●余暇の過ごし方●

 

スウェーデンは11月から3月の間は非常に寒く、雪もなかなか溶けないので外に出るのがとても億劫になります。なので授業がある日はキャンパスと家の行き来以外あまり外に出ません。(笑)でも平日の夜はジムへ行って体を動かすようにしています。授業のない平日や週末は友達と出かけることが多いです。平日だとダウンタウンへ行って買い物したり、と言ってもベクショーは小さい町なので食事やfikaをするぐらいで、正直特に用事がないとあまり楽しくないです。なのでキャンパス内の友達の家へ行って一緒にご飯を作って食べて、おしゃべりして、映画を観るっていうのをよくやります。

また、金曜日にはよくパーティーへ行き、そのあとクラブへ行ったりします。あとは、リネウス大学のVISという団体が交換留学生のために様々なイベントを計画してくれるのでそれに参加したりします。先週の日曜日にはキャンパスの近くにあるプールへみんなで行こうみたいな企画で、その日だけリネウス大学の留学生のみ無料で入場できて自由に利用できるというものでした。私も友達と参加し、他の友達ともそこで会うことができたのでとても楽しかったです。今週末はLaplandというスカンディナビア半島北部にあるほぼ北極圏の地方へのtripがVISによって企画されているらしいです。私は今週末は友達とベクショー近くでスノーボーディングをしに行く予定です。もう少し暖かくなって雪が溶ければキャンパスでBBQをしたり、湖でボートに乗ったりすることができるのでとても楽しみにしています。

 ※fica…スウェーデン語で、お茶を飲んでくつろぐこと、コーヒータイム等の意味

●Swedish Life Style●

 

 こちらに来てから様々なところでスウェーデンっぽさを感じます。例えばスウェーデンの家やアパートの部屋、お店、キャンパスなどいたるところの壁の下の方に日本では見ない暖房器具が必ず付いています。私達が日本で使うエアコンやストーブとは違い、部屋を一定の温度にずっと保つことができ、暑すぎることもないのでとても快適に過ごすことができます。もちろん温度設定もできるし、切ることもできますがほとんどの人が一日中フル稼働で利用しています。でないと寒すぎるので(笑) 日本の家では暖房を付けていてもパーカーなどを羽織っていないと寒いのに、こちらの家では半袖の服を着ていてもそんなに寒いと感じることはありません。

また部屋の照明がすごく淡い灯なので少し部屋が暗いと感じますが、スウェーデンの人たちはその代わりにロウソクをよく使います。なので雑貨屋さんなどへ行くと必ず様々な大きさや形のロウソクが売っています。私も部屋にいくつかロウソクを置いていて、夜や食事をするときに使うようにしています。