Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2011年12-1月号 国際文化学部 N.Y

※ 冬休みの過ごし方 ※

私の通っているリネウス大学には基本的に冬休みはありません。春学期と秋学期に分かれており、1月中旬が学期の変わり目だったのですが特別な長期休暇はなく月曜日から新しい学期という感じでした。しかし、そこは欧米なのでもちろんクリスマスは必ず休みますし、クリスマスだけではなく前後1日も休日になります。お正月は日本ほど大々的に祝うほどではないですが休みにはなります。

このようにスウェーデンはもちろん、欧米の国々はクリスマスが一年で一番大きい行事と言っても過言ではないくらい祝います。日本人の感覚ではクリスマスは友達や恋人と過ごして、お正月を家族と過ごすという感覚ですが、こちらでは逆でクリスマスは家族と過ごしてお母さんの手料理を食べ、プレゼント交換をします。スウェーデンにもクリスマスに食べる伝統のお菓子や料理や飲み物があり、クリスマスシーズンになるとどこのスーパーでも売っています。ですからリネウス大学のヨーロッパからの留学生はだいたいの学生がクリスマスを家族と過ごすために一回自分の国に帰省します。一方、お正月は友だちとパーティーをしたり花火が打ち上がったりするぐらいです。

また、クリスマスが終わるとほとんどの国でセールが始まります。私たちが住むVaxjoも例外でなく、クリスマスの次の日26日からほとんどすべての店でセールが始まります。それも50%offは当たり前、物や店によっては70%,80%offなどすごいです。私の友達の中にはそのセールで買い物するために、このクリスマス後の時期を狙ってイギリスやフランスに旅行に行く人も結構います。

 

上記したようにリネウス大学では冬休みという形では休みはありません。しかし授業のとり方によって授業と授業の間に一週間や二週間の休みが出来たりするので、日頃からまとまった休みは作りやすいです。私の場合は12月中旬から1月中旬まで休みだったので、韓国人の友だちとチェコに旅行しました。しかしクリスマスとお正月はVaxjoで過ごしました。たくさんの留学生はこの時期にまとめていろんな国に旅行に行くのですが、クリスマス前や年末はいくらヨーロッパ内の飛行機運賃が安いと言ってもやはり飛行機やホテル代が高騰するので、今回は旅行にいきませんでした。しかし留学生の多くは元旦をヨーロッパのもっと都会の都市で過ごしていました。そして新学期が始まるまで、いろいろな国を回ったり、北部の都市にオーロラを見に行ったりしていました。

私は11月下旬にドイツ、12月中旬にチェコに行きました。ちょうど、11月の中旬の週末からヨーロッパの各都市でクリスマスマーケットが始まります。ですから私はドイツではDusseldorf, Dortmund, Köln, Munchの各街でクリスマスマーケットを経験しました。チェコでもクリスマスマーケットはプラハの大きい中央広場のようなところで開かれていました。ドイツのクリスマスマーケットでは必ずホットワインが各都市のオリジナルマグカップに入れられて屋台で売っています。そのマグカップは持ち帰ってもいいので記念として持って帰ってきました。ホットワインは初体験だったのですが、飲みやすく美味しかったです。また子供やお酒の苦手な人用にはホットココアもありました。クリスマスマーケットの規模は都市によって様々ですが、どこでも共通している点はその国の安くて美味しいものが食べられるのと、ヨーロッパのとても可愛いクリスマスの飾りがいたるところで売られていることです。見て回るだけでも幸せな気持ちになれました。このようにヨーロッパのクリスマスとお正月を経験してますますヨーロッパの魅力を感じました。ぜひ、クリスマスマーケットは行ってみる価値があると思います。