Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2011年12-1月号 文学部 M.K

冬休みの過ごし方について

リネウス大学には冬休みはなくて、お正月に少しの休みがあるだけです。授業の取り方によってほとんど休みがない人もいたり、丸々一か月休みになってしまう人もいて、人それぞれになります。私は11月から12月まで授業がなく、だいたい一か月くらい旅行したり、近くの町に行ったり、電車で一時間くらいのここより少し都会のまちにいったりしました。

日本では、クリスマスは友達と過ごすのが一般的で、家族と過ごすのはお正月というイメージですが、ヨーロッパでは逆で、ほとんどの人が自分の国に帰って家族と過ごしていました。私の寮では半分以上の人が帰ってしまって、いつもより大分静かになってしまいました。半年で留学を終える人たちは、クリスマスに帰ってそのまま戻ってこない人もいたりしました。私の寮の女の子で家族がこっちに来てクリスマスをお祝いしてる子がいました。部屋の電気を消してろうそくの明かりだけにして静かな感じで会話しながらご飯を食べていました。クリスマスといえばみんなで楽しくケーキを食べたりするイメージだったので、少し不思議な感じがしました。

クリスマスの日、友達のおじさんが仕事の関係でたまたまこっちに来ていて、帰るときみんなで駅まで送っていきました。いつも夜遅くまでバスが出ているのでその日も出ていると思ってバス停に行ったら、もう運行していなくて、歩いて往復2時間かけて電車の駅まで行きました。すごくさむかったけど、みんなでクリスマスソングを歌いながら、いろんな話をしながら帰ったので、楽しい道中でした。あと、星がすごくきれいでした。帰ってからは遅くまでパーティをして、忘れられないクリスマスになりました。

お正月もあまり人が帰ってきてませんでしたが、残ってる人たちが大きい打ち上げ花火や小さい花火などで遊んでいました。年が明ける一時間くらい前から打ち上げ花火が連続してあがっていて、それを見ながら友達と年を越しました。今までカウントダウンをしにどこかへ出かけたりしたことがなかったので、目の前で花火を見ながらカウントダウンをするのはすごく楽しかったです。夜ごはんは韓国と日本のお正月料理を食べました。スウェーデンのお正月にはニシンの缶詰めを食べるそうですが、勇気がなくて買えませんでした。クリスマスに食べるセムラと呼ばれるシュークリームみたいなものを食べてみました。パンの中に香辛料の粒が入っていて、生クリームとアーモンドクリームをはさんだものです。でも、独特の味がしてあんまりおいしくありませんでした。ここにきて、いろんな国の食べ物を食べましたが、やっぱり結局日本食が一番おいしいと実感しました。

年があけてからは、秋セメスターで終わりの人たちが一斉に帰ってしまいました。まだ出会って半年もたってないのですが、すごく仲良くなった友達もいて、別れるのはすごくさみしかったです。ヨーロッパの子はもう二度と会えないかもしれないので、余計にさみしかったです。それから1週間後くらいして、また新しい人たちが入ってきました。あと残り半分ですが、いい友達になれたらいいなと思いました。

最近、電車で2時間のマルメというところに友達と日帰りで出かけました。その日は曇りで風も強くて凍えながら街を観光しました。今はちょうどセールの時期なので、服などがほとんど半額以下になっててびっくりしました。少し駅から離れたところにアジアンショップがあって入ってみると、日本のものは3倍くらいの値段でうられていました。商品に書かれている日本語がおかしいものがあったりして、少し怪しい感じだったので結局私は何も買わずに出ました。街の雰囲気は、大学の近くの街とあんまり変わらなくて、少し店の量が多いというくらいでした。でも気分転換になったので行ってよかったと思いました。今度はストックホルムかコペンハーゲンにまた日帰りで行ってみたいと思いました。