Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

キエフ大学
2013年3月号 国際文化学部 K.J

環境について(大学施設と寮について)

留学生が通う大学の校舎は4階建てで、日本の大学と同じように指定された教室で授業を受けます。授業は少人数制で、そのためか教室の大きさは全体的に小さく、壁紙が剥がれていたり扉の立てつけが悪い等老朽化が目立ちます。時には他の教室を横切らないと入ることが出来ない教室があり、そのため授業中であっても人の出入りがあります。校舎内には食堂と喫茶店があり、授業の合間や終わりに立ち寄ってお昼ご飯や軽食を取っている生徒が多くいます。

寮は大学から徒歩とメトロで40分程移動したところにあります。以前はバスでの通学も可能だったようですが、今は廃止され寮生の通学手段は主にメトロになっています。私はキエフに来てしばらくは他大学の日本人留学生と一緒に3人部屋で暮らしていましたが、大学側と連絡をとり現在は2人部屋を1人で使っています。室内に備えられているものは机と椅子、冷蔵庫と戸棚と2人分のベッドです。トイレとシャワー、台所は共用です。洗濯は各階に待機している方に17グリブナで洗濯してもらえますし、頼めば洗濯機を借りることも出来るようです。寝具は全て寮から貸し出されます。シーツの交換は10日に一度行われ、寮の一階で使用したシーツと新しい物を交換してもらえます。他にも寮にはスポーツジムのような所やビリヤードといった娯楽を楽しめる場所があるようです。

 

インターネット環境について(自由テーマ)

留学生が生活する寮内にはインターネットは設備されていません。そのため、インターネットを利用したいのであればノートパソコンとモデムを自分で準備する必要があります。モデムのタイプは2種類で、パソコンに直接差し込むタイプとパソコンに差し込まずにWi-Fiを飛ばすタイプがあります。私は後者を購入しました。

モデムの値段は幅広く、私が見た中で最も安い物は200グリブナ(約2000円)で、最も高いものは600グリブナ(約6000円)でした。更に、料金制度はモデムによって異なります。私の使用しているモデムは100グリブナ(約1000円)を支払うことで一月に1000MB分利用できます。他にも1日7グリブナ(約70円)で利用できるモデムもあるなど、料金制度は多岐にわたるようです。私はモデムをウクライナで購入しましたが、扱っているモデムが1タイプのみであったりお店が遠い場所に位置している事があるので、金額や通信速度、何に通信を利用したいかをあらかじめ決めておくことがいいと感じました。

屋外では、キエフ内では利用できます。また、カフェでも利用することができます。店内にはパソコンを持ち込んでいる人の姿も多く見られ、時間帯によっては通信速度が遅い寮から場所を移して調べものをしている留学生もいるようです。