Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

キエフ大学
2012年5月号 文学部 Y.T

・日本から持ってきたら良かったと思うもの

日本の食品(例えば日本酒、緑茶、お菓子、乾麺、醤油、味噌など)を持ってこれば良かったと思いました。私は「帰国したら日本食を食べられるから、持っていく必要はない」と考え、日本からのお土産は千代紙やお箸といったモノしか持ってこなかったのです。キエフで生活をはじめて現地の学生やクラスメートなど、交流する人が増えるとモノでは足りなくなりますし、モノによっては日本という国を知ってもらうという意味において(私はお土産を通じて日本という国をより知ってもらいたかったのです)適切ではないのでは!?と悩みました。あれこれ考えて、「食」が最も良いお土産になるのではないかと思い、日本の食品を全く何も持ってこなかったことを後悔しました。キエフには日本料理のレストランも多く、多くの人が日本食に興味を持っているようにも感じます。味も日本と随分異なるので、「是非ともリアルな日本料理を食べてほしい!」と思うようになりました。 そこで両親にお願いして、日本から調味料を中心に色々な食品を送ってもらいました(勿論made in Japanのものです)。早速友人に緑茶をプレゼントしたところ、非常に喜んでくれて毎日飲んでいるそうです。今度ウクライナ人の友人が私の寮に来てくれるそうなので、日本料理を作って振る舞いたいと思っています。また、機会があれば寮の方々にも何か振る舞いたいと計画しています。

 

・現地の学生・友人について

現地の学生についてですが、私の留学先のキエフ大学がウクライナの最高学府ということもあり、皆さんとても真面目な印象があります。しかし、大学の中にあるカフェで友人同士楽しそうに談話したり、食堂でグループがかたまって食事をしていたりしているのを見ると、日本の大学生と変わらないなという印象も受けます。しかし皆さん英語は本当によく出来ますし、日本語学科の学生さんはとても日本語が堪能で、こちらの学生さんと会話すると恥ずかしながら羨ましいような悔しいような情けないような・・・そんな気分にもなります。夜は大学の寮の近くにある広い公園で、留学生も含む多くの学生が思い思いに過ごしています。寮の近くを散歩している時に、ローラースケートやテニス、バスケット、バトミントン、ジョギングなどをされているのを見かけました。スポーツをするのはとても健全であると感じますが、現地の学生の多くは寮生活をしており、その寮が二人部屋で結構狭いのも関係があるのかも知れません。ただ、女子学生を含むこちらの学生はよく煙草を吸うのが気になります。また、女子学生の多くはダイエットしているそうです。全体的に、私も見習わなくてはいけません・・・。 ウクライナに来て約4カ月、まだまだ少ないですが友人と呼べる人も何とか出来ました。彼らは多くがバイトをしていて、英語の家庭教師をしている人が多いです。特に夏休みといった長期休暇を利用してバイトを探したりする友人が多い気がします。夏季休暇中、給料がいい+英語の練習という理由で、アメリカで働く友人もいます。

 

自由テーマ:いざ、オペラ鑑賞!

日本では能や北野踊りなど、日本の伝統的な舞台芸術の鑑賞をしたことはあったのですが、バレエやオペラなどは全くと言ってもいいほど見たことがなく、又特に興味もありませんでした。キエフには多くの劇場があるのですが、キエフ大学の近くにウクライナ随一のオペラ・バレエ劇場があるということを現地の学生から聞き、値段も高くないということなので「とりあえずカッサ(窓口)をのぞこう」と思ったのがきっかけです。初めてチケットを買ったのは三月上旬頃で、初めて見た本格的なオペラに感動し、それ以降月に3、4回ほど見にいくようにしています。 買い方としてはまず、カッサ内や劇場近くに掲示してあるプログラムで公演日と内容を確認します。しかしプログラムはウクライナ語で書かれており、内容を確認するのに時間を要するので、私はいつも直接カッサに行きチラシサイズのプログラムをもらって部屋などで熟読しています。そして見たい公演を決めたら、カッサで公演日と公演内容を言います。次にチケットの枚数と料金を尋ねられるので、「この席はいくらか」などを話し合い?ながら席や料金を決め、購入します。カッサの人はとても親切で、「この席は良い」とか、「同じ料金ならここの方が良い」などを教えてくれます。 基本公演は19:00に始まり、大体21:00~22:30頃に終わります。かなり夜遅くなるので、十二分に注意・警戒して帰るように努めています。かなりハイレベルな上にチケットも安価なので、キエフでのオペラ・バレエ鑑賞は是非ともおすすめします!!