Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ブレーメン応用科学大学
2017年12月号 理工学部 T.K

カルチャーショックについて

ブレーメンで生活するにあたって一番ショックを受けたのは、日曜日はスーパーマーケットをはじめとしたほとんどの店舗が定休日になっていることです。営業しているところも何ヶ所かありましたが、繁華街に位置するお店が普通に閉まっている光景には驚きました。平日には賑わいをみせていたメインストリートも日曜日には閑散としています。土曜日までに買い物を済ませてしまい、日曜日は家でのんびりと過ごすのがここでのスタイルのようです。

また、頻繁に利用するトラムやバスですが降車時に運賃を払う日本のシステムとは違い、ここでは乗車後に車内にある発券機でチケットを購入し、その後は誰に見せることもなく目的駅に着いたら勝手に降ります。チケットを確認する係員がときどき車内を巡回するそうなのですが私はまだ出くわしたことはありません(留学生は入学手続きの際に、ブレーメン市内の公共機関を無料で利用することができるセメスターチケットを発行してもらえるので心配はありませんが)。この信用乗車方式を採用しているところにも当初は驚きを感じました。金曜日と土曜日の夜は外で遅くまで飲んでいる人が多いため、午前0時を過ぎた深夜帯でもトラム、バスが運行している点は非常にありがたかったです。

 


現地の学生、友人について

ブレーメン応用科学大学には日本語を学んでいる現地学生が多く在籍しています。彼らは5セメスターになると1年間日本に留学をします。半年間は日本の大学で勉強し、もう半年間は日本の企業でインターンシップを経験するのだそうです。彼らとお互いの国の言語を教えあうTandemを組めば、英語やドイツ語を勉強することもできます。私も2人の学生とTandemを組んで英語の勉強をしています。机に向かって勉強をするばかりではなく、一緒にBARへ飲みに行ったり、クリスマスマーケットを案内してもらったりしました。

また、ホームパーティーに招待してもらう機会もありました。アパートの一室が30人ほどの人々で溢れかえっていた光景は忘れられません。ドイツのパーティースタイルは、主催者がドリンクやフードを用意して友人を招待します。そして、参加者はドリンクを片手に、部屋のあちこちで談笑を始めます。一息ついたらまた違う人のところへ移動して会話を楽しむというものでした。主催者は、参加者一人ひとりに挨拶をしたり、ドリンクやフードの世話をしたりと非常に忙しそうでした。

ドイツ人のイメージは、ビールを片手にソーセージでしたがそれは間違いだと指摘されたことを覚えています。どうやら、特別な日以外はあまりお酒を飲まないらしいです。ブレーメンにはBeck’sという郷土ビールがあり、私はそれを毎日飲んでいる、と伝えるとびっくりされました。