Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2018年9月号 国際学部 Y.N

オリエンテーションについて

今年は9月3日から三日間にわたってオリエンテーションが実施されました。大学の施設紹介や、サークル・クラブチームへの加入の仕方、大学用メールの使い方など必要不可欠なトピックばかりなので、必ず参加するようにしてください。

 

特に僕が大切だと思ったのは、大学への学生登録とPersonal Identity Codeのことです。フィンランドに渡航する前に在留許可の申請をし、後日在留許可カードが郵送されるのですが、このカードの裏にすでにPersonal Identity Codeが記載されている場合もあればそうでない場合もあります。僕は後者のほうで、現地に到着してからこのコードの申請をしなければいけませんでした。このコードがなければ学生証を作ることができず、食堂や大学の外の様々な施設で学割の恩恵を受けることができません(大学の食堂では、生協に加入しその加入料のレシートとIDがあれば学割の料金で食事ができますが、そのレシートが有効なのも9月の間だけです)。

 

本来このコードの申請はLocal Register Officeというところでするものですが、オリエンテーション期間には大学に出張ブースが設けられます。また、コードを申請してから実際に手元に届くまでにおよそ1か月かかるので、生協加入の際のレシートは保管しておいたほうがいいでしょう。学生証の代わりに、大学の食堂のみで使える代わりのカードを発行してもらえるので、生協への加入が済み、学生証が手元にない場合はそれを利用するのが望ましいです(食堂のレジでいちいちレシートとパスポートを出すのは手間がかかるし失くしたら大変です)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

留学に行く前に

交換留学する学生は基本的に大学近くの学生寮に住むことになります。留学生全員が住めるほどの建物と部屋があるとは思うのですが、たまに渡航する日になっても寮が決まらないという学生がいます。寮を決めるには、自分で寮を貸し出している会社に申し込みをしなければいけません。国によって多少違いがあるとは思いますが、申し込みに必要な書類がすべて集まった時点ですぐさま申し込みをしたほうがいいと思います。僕の場合は5月の下旬に申し込みをし、実際に寮が決まったのは8月の期末テストが終わってからでした。

 

寮の申し込みに限らず、全ての留学に関する手続きは早め早めに済ませることを心がけたほうがいいです。日本とは違って、向こうからすぐに返事が来るとは限りません。僕の感覚としては、TOEFLや面接などの審査よりも、それ以降の手続きが非常に大変でした(フィンランドの場合、ビザの申請のために東京の大使館まで行く必要があります)。

しかし、それらの手続きがすべて完了しフィンランドに到着すれば、それまでの苦労も報われるでしょう。僕は9月末にフィンランド人の友人のコテージ(Summer Houseと呼ばれている)に連れて行ってもらい、BBQをしてボートで湖を散策し、夜にはサウナに入っては湖に飛び込みました(注:気温はすでに10度以下です)。

交換留学を希望している人は、渡航するまでが本当に大変だと思いますが、現地で学び、楽しむためだと思って頑張ってください。10月以降も、これからフィンランドに留学しようと思っている人にとって役に立つ情報を提供できたらなと思います。