Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2018年3月号 国際学部 R.F

余暇の過ごし方

授業のない日や週末は、基本的に課題を進めています。一日中家に引きこもっていると、気が滅入ったりして何時間もだらけてしまうので、学校の図書館や町の図書館、シティセンターのカフェをおもに利用しています。ヨエンスーには目いっぱいリフレッシュできるような施設がないので、自分でスケッタに登録して参加したり、室内競技場のジムを利用したりしてできるだけ身体を動かそうとしています。正直、目の前の膨大な課題から逃げたい日も来るので、Netflixなどを使って洋画をみたり、不安や焦る気持ちを落ち着かせるためにたくさん寝たり…などしています。

そのほかに一週間ほどの連休がある場合などは、友達と旅行したりもしました。フィンランド国内だとバスや電車を使えば安く、簡単に出かけられます。ヘルシンキ以外にもロヴァニエミをはじめとする観光地がいくつかあるので、「留学は勉強のための時間!!!」と肩に力を入れたままにせず、たまには思い切って休息をとってみたほうがいいかもしれません。遊びも留学を有意義な時間にするポイントの一つだと、この留学中に何度かアドバイスしていただきました。

 

フィンランド第二の都市、タンペレ

フィンランドといえばムーミンは外せませんよね!(センター試験にも出ましたね 笑)スーパーでもムーミンのイラストが入った紅茶やココア缶、歯磨き粉などが買えますし、ARABIA社のムーミンマグカップも買える場合があります。一家庭に一ムーミンマグカップ、と言っても決して過言ではありません。みんなムーミンが大好きなようです。

この国には至る所にムーミン関連のカフェやショップがあるのですが、ヘルシンキからスウェーデン側へ北上した所にあるタンペレという町には、世界でたったひとつのムーミン美術館があります。2017年6月に移転し、リニューアルされたようです。ここではムーミンの原作に沿って原画やオブジェがかざられていて、原作の内容を知らない人でも楽しめるような工夫がたくさんちりばめられています。写真OKスペースでは愛らしいムーミンのパネルと記念写真がとれます。大人だけで行っても充分に楽しめます。驚いたのは、すべての展示物に日本語での解説がついていたことです。日本からの旅行客が増えているという証であり、これまで以上にフィンランドが注目されるのを見越しての設備なのではないかと思います。癒されるだけじゃなく内容もしっかり理解できちゃうので、ムーミン好きだけど原作を知らない、という方に特におすすめします!

ちなみに、ヨーロッパ圏で放映されていたムーミンのアニメは、日本の制作会社が作ったものなのだそうです。エンドロールに日本語が書いてあった、とベルギー人の友人が話していました。ムーミンは日本とフィンランドを結び付けた立役者なのかもしれません。