Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2018年12月号 国際学部 Y.N

治安、危険を感じたことトラブルについて

私が住んでいる町ヨエンスーは、ヨーロッパの中ではかなり安全な方で、日本と同じかそれ以上に治安のよいところだと思います。フィンランドは移民を受け入れていますが、移民によるデモや暴動もなく、今のところは街中で騒ぎが起きたこともありません。特に今の季節は日照時間が非常に短く(9時半ごろに日が昇って14時半ごろに沈む)、夕方以降に外を出歩いている人がほとんどいません。なので、必然的に犯罪の起こる確率も低くなります。

ただし、置き引き等の盗難の危険はあります。とくに自転車や自転車のサドルを盗まれることが多く(フィンランド、少なくともヨエンスーでは自転車は必需品)、サドルにも鍵をつけておかないと安心できません。また鍵をかけていても、壊しやすいものなら壊してでも盗まれるケースがあります。

基本的には安全なフィンランドですが、フィンランド人は酒に酔うと人格が変わる人が多く、気温がマイナス10℃以下でも半裸でスクーターに乗り出す人がいます。そこがフィンランド人の愛嬌とも言えますが、中には攻撃的な性格になる人もいて、私はこちらへきて三日目の夜に夜道を歩いていると、泥酔した現地人が私に向かって歩いてきて、Fから始まる英単語を私に浴びせて去っていきました。その時に、いくら安全なフィンランドでも、最低限の用心はしないといけないと気づかされました。

また人気の多いところを歩いていると、ごくまれに違法薬物を買わされそうになります。そういう時ははっきりとNOを言わないと、知らないうちに犯罪に巻き込まれることがあるので、注意しましょう。

 

 

現地の友達

12月の半ばに前期の授業が終わり、クリスマス休暇になりました。こちらに来ている留学生はヨーロッパ旅行に行ったり、いったん自分の国に帰る学生がほとんどでした。私はこの休暇の間は旅行はせず、クリスマスが終わるまではフィンランド人の友達とコテージに泊まってわいわい楽しんだり、自分のフラットでクリスマスパーティーをするなどして過ごしました。いつかの投稿でも書いたと思いますが、フィンランドではかなりの割合で各家庭に一軒、湖の近くにコテージを持っています。休暇の間はそこで友達や家族、恋人と集まって過ごすわけです。私は日本人一人で7人のフィンランド人の友達とコテージに行きました。彼らはみんな優しく、一緒にテレビゲームやバーベキューをして楽しい時間を過ごしました。

私の投稿を読んでいただいている皆さんはもうお察しかと思いますが、またサウナの後に湖に飛び込みました。しかも今回は凍った湖です。凍った湖の表面をチェーンソーで切り開き、大きな穴をあけて飛び込みました。本当に何をやっているんだと思う方もいらっしゃると思いますが、これが非常に爽快感があって気持ちいいんです。凍死してしまうかと思われがちですが、外気温がマイナス10℃以下なので実は水の中のほうが温かいんです。また体が暑いところと寒いところを行ったり来たりするので、発汗と血流が促進され、美容と健康にも効果があるようです。ただし急激な温度の変化は心臓などに負担を与えるため、何回も繰り返すのはやめたほうが賢明でしょう。

 

こちらの大学で授業を受けて、単位をとることの難しさを思い知った前期でしたが、頑張ってテストやレポートを乗り越えれば、日本では絶対に体験できないようなことが待っています。これからも、皆さんがフィンランドに行ってみたいと思えるような投稿をしていきたいと思います。