Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2018年4月号 国際学部 R.F

《現地の学生、友人について》

一番仲のいいフィンランド人は私のチューターです。私がまだ日本にいる去年の6月頃から、メールやSNSを使ってサポートしてくれ、フィンランドに着いた初日には電車の駅まで迎えに来てくれた、優しくて素晴らしい友人です。彼女は現在、千葉大学への留学を考えているため、日本語や日本文化についての質問してくれたり、私たちの話す日本語からいくつかの単語を聞き取ることができるようにもなっています。彼女の勉強に対する姿勢などに刺激を受け、自分も頑張らないとなぁと何度も思いました。勉強ばかりではなくヘルシンキまで一緒に出かけたりも(12月号参照)できたので、もし彼女が日本に来たら同じように一緒にイベントに参加したり、美味しい日本食を教えてあげたいです。

他には、やはりルームメイトの存在は私にとって大きかったです。というのも、9月に来たばかりの頃、全くと言っていいほどコミュニケーションが取れなかった私に、嫌な顔もせず一緒にご飯を食べてくれたり、困ったときは助けてくれたりと、彼女たちが居なければこんなにも留学生活を充実させることはできなかったと思うからです。彼女たちが順番にフラットを去っていくたびに寂しい思いをしますが、その分出会えてよかったなぁと心から思います。最近は2人暮らしになっており、今月末に自分の部屋を片付けて、5月は友達と家賃をシェアしながら一緒に住む予定なので本当に寂しいです。ご飯の時間が一緒になったりすると1時間くらいキッチンでおしゃべりしています。今年の10月ごろに日本に遊びに来てくれるそうなので、それまでにお手製のガイドブックを作って旅を充実させるお手伝いをしたいなと目論んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

春学期だけで、ギョーザ、お好み焼き、ようかん、みたらし団子、ラーメン、うどんを作りました。ルームメイトもカルボナーラやティラミス、ニョッキ(パスタ)をごちそうしてくれました。

 

 

《最も刺激をくれた人たち》

現地の学生、という意味ではクラスメートやルームメイトについて触れたのですが、私個人が一番刺激を受け、不思議なご縁あってここで出会えた特別な存在が、日本人留学生たちです。よく「せっかく留学に行くんだから、日本人から離れたほうがいいよ」と聞きますが、この8か月を通じて、私はこれが正しいとは限らないなと思いました。留学という貴重な時間を充実したものにするために、現地での勉強や遊び、様々な国の学生たちとの交流などに精を出そう、と真っ先に思い浮かべると思います。当初の私もそうで、自立心や行動力を養うためにもフィンランドではひとりで頑張っていこうという一心でいました。でもそれだけでは慣れない国での長期滞在中、何度も心が折れてしまいそうになり、そもそも英文のレポートの作り方すらわからない私にいきなりの留学は無謀に近かったのだと感じて辛いこともありました。

結論から言えば、的確なアドバイスをくれたり、強い探求心を持って留学に来ている日本人留学生たちに支えられなければ、ここまで頑張ってこれませんでした。龍谷以外の他大学から来ている先輩たちと集まって他愛のないことを話す時間や、日本の教育の未来について考える時間も、全部が新鮮で濃い時間だっただけでなく、この人のように生きたい、こんな考え方を持ちたいと思えるような尊敬できる先輩に出会えたことは、一番の財産だと思っています。