Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2017年11月号 国際学部 K.A

カルチャーショックについて

フィンランドに住み始めておよそ3か月が経ち、今ではここでの生活にも慣れ、ほとんど何不自由なく過ごすことができています。が、良い意味でも悪い意味でもカルチャーショックを感じるときが何度ありました。

まずいい点としましては、フィンランド人の人当たりの良さには度々驚かされます。バスやタクシーの運転手や、スーパーマーケットの店員さんは常に明るく接してくださいますし、洋服屋の店員さんが話しかけてくださって、そこから日本やフィンランドのことについてだったり、洋服のことについて話すことも今までに何度かありました。また、買い物中やバスで隣に座っていた年配の方が話しかけてくださることもありました。正直フィンランド語でお話しされていたので、内容はほとんどわかりませんが、明らかに見た目が外国人の私に、よくこんなに気さくに喋ってくださるなと毎回思います。日本ではあまりないことだと私は思います。よく外国の友人にフィンランド人と日本人は優しくてシャイなところが似ているよねと言われますが、私が思うに、フィンランド人は日本人と比べれば、そいった面では全然シャイではないと感じています。

私が悪い意味でカルチャーショックを受けた点としましては、お店の開店時間と交通の便の悪さです。スーパーマーケットは平日で午前9時から午後9時まで開いていますが、日曜日だと開店が正午からだったり、午後6時には閉店したりします。日本のコンビニエンスストアのようないつでも行ける店は全くなく、とても不便です。またショッピングモールやスポーツ用品店などの他のお店は平日でも午後6時ころまで、休日は3時や4時に閉まります。交通の便も、バスは平日は一時間に2本、休日になると2時間に3本になります。もともと電車は町中には通ってないうえ、最近は雪のせいで自転車も乗れないので、交通手段が徒歩かバスしかない分、とても不便です。フィンランドにきて3か月経ちますが、今でもこれらには悩まされます。

天候について

フィンランドでは、もうすでに10月の半ばから雪が降り始め、積もりだしました。それでも10月の間はたまに暖かい日(それでも10℃未満ですが)があったのですが、最近は毎日0℃前後で、外の雪が溶けきることも、ほぼなくなりました。さらに午後4時には完全に日は沈み、朝も日の出が9時ころ、外が完全に明るくなるのは10時前ころからなので、いよいよ日照時間が短くなって、本格的な上着とビタミンD剤が必要かなと感じる時期になってきました。フィンランド人の友人がファー付きのダウンジャケットを持っているにも関わらず、今度上着買いに行こうと誘ってきたので、なんで?と尋ねると、彼女曰く、そんなものでは12月はまだしも、1月2月は到底暮らしていけないよとのことでした。覚悟はしていたものの、今から少し恐怖を感じます。