Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2017年11月号 国際学部 H.S

<カルチャーショックについて>

3カ月フィンランドで過ごしてきましたが、驚愕するほどのカルチャーショックは受けてないなぁと感じています。それでもない訳ではないので、小さいけど日本とは違うな、と思ったことを挙げていきます。

バスに乗る場合、乗り込む前にお金を払う。また、次のバス停の表示やアナウンスがない →これは初めのころ本当に戸惑いました。特にバス停のアナウンスがないということは、自分でどこに降りたいバス停があるのか覚える必要があるし、STOPボタンを押すタイミングも慣れていかないといけません。

スーパーに行ったら、袋は有料が当たり前。そして、レジでお会計をするときはかごからすべて自分で商品を出して、ベルトコンベアーに並べて店員さんにピッピッしてもらう →前者は、袋は無料がほぼほぼの日本がめずらしいのかなとも思います。後者は、今となっては日本もこうしたほうがいいと感じます。そうすれば、レジに通したあとのかごの中の商品の配置が悪い、というクレームやトラブルがなくなるし、効率が良くなると思います。

フィンランドでは学生の間にアルバイトをすることは少ない →これはフィンランド人の友達から聞いた話です。全くしないという訳ではないそうですが、学生の間にする人は少ないそうです。高校生の子にも聞いたのですが、授業のカリキュラムのなかで職業体験があって、そのときにアルバイトと同じような経験をするらしいです。「学生は学業が本分なのだから、アルバイトに多くの時間を割くのはおかしい」と言っていました。耳が痛いですね!!

<体調不良・鬱について>

やっぱりこの時期気になることはこのテーマではないでしょうか。わたしがフィンランドに来る前に心配していたこと第一位がまさに鬱のことについてでした。わたしはこの11月を「魔の11月」と呼んでいます。これは先輩から教えてもらいました。なぜそのように呼ぶかというと、丁度この月から日照時間が短くなり、暗い時間が多くなってきます。実際、今日は11月27日ですが、昨日は朝から雪が吹雪いていて、太陽はなかったですね。15時半にもなると、だいぶ暗いです。12月・1月・2月も同じような日照時間らしいのですが、本格的に雪が降ることによって、光が雪に反射して明るく感じるそうです。だから11月は魔の…というのですね。では実際私はどうなのかというと、自分が思っていたより元気です。2週間前は風邪と大量の課題が重なってとても辛かったですが、どうにか持ちこたえました。 鬱というほど落ち込んではいないと自分では思っています。でも、なにも行動していない訳ではありません。1週間に一回ほど錠剤のビタミンを摂ったり、運動をしたり、太陽が出てきたら欠かさず浴びたり、時には人からバカだなぁと思われそうなこともしています。でも私は今元気だからオールオッケーです。もし、フィンランドに留学してみたいけど、鬱などが怖いと思っている人がいるなら、大丈夫です。どうにかなります。