Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2017年10月号 国際学部 T.S

【環境について】

テーマが環境という事なので、こちらの学習環境について書いていきます。まず自習が多くなる留学で気になるのは図書館ですね。私の個人的な感想ですが、施設自体は非常に良いものだと思います。決して大きな図書館ではないですが、あらゆる場所に自習スペースがちりばめられています。椅子やテーブルの形も多種多様です。予約さえすればグループワークルームの使用も可能で、私もディスカッションなどでよく利用しています。ただ備えつけられているパソコンの数が少なかったり(パソコンは書類のコピーのためなどに使います)、閉館時間が18時と早すぎるといった難点も…。図書館での時間は賢く使いましょう。

UEFはいくつかの建物からなるのですが、それぞれの建物の中にもちょっとした勉強スペースがあったりします。図書館があまり大きくないためか、こういったスペースでも勉強する学生をよく見かけます。何かしらの仕事をしているとお腹がすいてくるのは当たり前のことですね。UEFはいろいろな建物にカフェテリアが備え付けられています(写真はハロウィーン仕様のカフェテリア)。それぞれがあまり大きくないですが、すぐに食べ物なりを手に入れられる環境はありがたいですね。特に私にとって喜ばしいのは、どのカフェテリアにでもコーヒーが置いてあること!重度なカフェイン中毒者の私はこれで勉強のモチベーションを保っています。

トータルすると、UEFは施設をうまく利用できれば非常に素晴らしい学習環境になると思います。


【スーパーマーケットについて】

UEFに留学すると、各々がアパートに入るわけですが、ホームステイではないので自分のご飯を自分で用意しないといけません。外食をするには物価が高いですし、何よりもファストフードかピザかケバブくらいしかヨエンスーにはないので飽きが来ます。なので、今回は自炊をするために通うスーパーについて書いていきます。

「スーパーマーケットなんかどこも同じでしょ?」と思ってる奥さん、全く勝手が違います。例えば野菜を買う時、日本なら値札のついた商品を買い物かごに入れて終わりですが、フィンランドではばら売りの野菜には値札が付いていません。まずこの野菜を量りに置いて、その重さから値段を割り出します。すると値札シールが出てくるのでそれを自分で貼り付けます。ちょろまかそうと思えばできちゃうシステムですが、ここにフィンランド人の互いを信頼する国民性がうかがえますね。

売っている商品で言えば、加工品が多く見られます。特にソーセージやハム、チーズなどですね。極寒の国フィンランドでは冬に作物の収穫は期待できません。また、買い物も一回でたくさん済ませたいので加工品がたくさん置いてあるのでは、と考えます。実際自分もこのような商品にはよく助けられます。なんせそうそう腐らないので、生肉よりも使い勝手がいい。ただ注意したいのはそのレパートリーの豊富さです。チーズなんかは特に種類が多く、食べなれない日本人にとってはいざ買ってみると癖が強かったり激臭を放たれたりします。なので、あらかじめ多少の知識をつけていくことをお勧めします。

今回はよく売っているものについて書きましたが、逆にあまり売っていないものもあります。特に日本食の材料...。というわけで、次回はフィンランドにある材料だけで作る日本の味講座です。

棚一面にチーズ…