Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2015年9月号 経済学部 D.K

―オリエンテーションについて―

2015年度、秋学期の東フィンランド大学の留学生向けオリエンテーションは9月1日から4日間にかけて行われました。プログラムの進行順序には若干の違いがあったのかもしれませんが、内容はおそらく例年通りだったと思われます。このオリエンテーションはこれから東フィンランド大学で学修、更にはフィンランドという異国の地で新たな生活をスタートさせる留学生にとって、大変有益で必要不可欠な情報を得られる貴重な機会であるため、来年度、東フィンランド大学へ派遣される交換留学生には是非とも、すべてのプログラムに参加する事をお薦めします。そのプログラムの中でも、私が最も重要だと感じた2つのプログラムについて言及したいと思います。まず始めは、WebOodiとそのシステムを通じての履修登録の方法についてのレクチャーです。WebOodiとはいわゆる、龍谷大学でいうポータルサイトの様なもので、そのシステムを通じて自分の大学での登録情報や、自分が現在履修しているコース、過去に自分が単位取得したコースなどについて確認する事ができます。更に、このWebOodiというシステムは、シラバスの様な機能も兼ね備えており、このシステムを通じて自分が履修したいコースを探し、そして登録を行います。プログラムでは、WebOodiの画面表示や各機能の説明、コースの検索、登録方法についてのレクチャーがなされました。そしてもう1つは、Student Health Servicesについての説明です。もちろん例外はありますが、フィンランドでは留学生も含めて、すべての学生が心配する事なく、健康的な学業生活が送れるよう、大学施設内の医療機関を無料で利用する事ができます。しかし、そのサービスを利用するには、Student Unionに加盟する必要があり、更には診察の予約をWebサイト、もしくは電話でしなければなりません。レクチャーでは医療施設の場所、診察時間の説明、そして予約サイトへのアクセス、予約方法がレクチャーされました。

―準備について―

東フィンランド大学への派遣留学生には、留学内定から実際にフィンランドへ渡航するまで、約7か月間の期間があり、その間多くの事を準備しなければならないでしょう。その中でも、最も重要なものについて言及したいと思います。必ず準備しなければならない事としては、在留許可の取得、宿舎の確保、航空券の購入の3つを挙げる事ができるでしょう。この3つに共通して言える事は、これらの手続きを行うのに必要な情報、書類などが揃っているのであれば、できる限り早く行動を起こすべきだ、という事です。遅くなればなるほど、好条件の宿舎は少なくなり、航空券の値段も高くなります。また、在留許可の申請に関する情報は、ほとんどが英語ベースであるため、理解に普段より時間がかかり、申請には銀行口座の残高証明書など、いくつかの書類を準備する必要があるため、なるべく早く情報を入手し、行動に移す事をお薦めします。私は在留許可申請のための情報を、主にフィンランド大使館のホームページや東フィンランド大学が発行しているPractical Guideから入手していたのですが、今思う事は、昨年度、東フィンランド大学へ留学されていた先輩方に聞くなど、もう少し周りの人に頼っていれば、より効率的に情報を得られたのではないかという事です。そして、航空券についてですが、私は航空券、更にはヘルシンキからヨエンスーまでの鉄道チケットを龍谷大学の生協で予約する事をお薦めします。なぜなら、私は航空券も鉄道チケットもすべて自分でWebサイトから予約をしたのですが、生協で予約をした他の交換留学生に聞いてみると、生協で予約する方が自分で予約するより、かなり格安だったからです。この様な事から私は、来年度、東フィンランド大学へ派遣される交換留学生には、余裕を持ち、1人で悩まず、分からない事があるのであれば、周りの人に聞くなどして、より合理的、能率的に留学準備を進める事をお薦めします。