Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2015年4月号 法学部 S.N

【現地の学生、友人について】

東フィンランド大学に関わらず、ヨエンスー内にあるもう一つの大学、カレリア大学の生徒共に、現地の学生は非常に真面目です。勿論勉学に一辺倒な訳ではなく、大凡のヨーロッパ出身の学生は飲酒・パーティが大好きなので騒ぐ場面ではこれでもかという程声を荒げます。また同じアジア出身、またはフィンランド人の学生、友人は日本人と同じく欧州と比べると大人しい印象を受けました。

様々な国の人を見ていると、国柄というものが見えて来、その人間の出身国そのものの印象に繋がってくることも少なくありません。それはつまり、現地の学生も自分たちを見て日本の印象を形づくっているということです。日本に対しての良い印象も悪い印象も、代々この地に来ている日本人によって固まっていったものなのだと思います。

また、どの出身の友人も英語は流暢です。こちらの言語能力に関わらずフレンドリーに接してくれますが、伝えたいことが喉から出ないという状況は非常に歯がゆいです。色んな先輩から口を酸っぱくしてスピーキング・リスニングを渡航前にきちんとしておくことを言われていましたが、自分の場合は海外の地を踏んでからようやく状況を理解してしまいました。英語は最低限であり最大のコミュニケーションの手段です。出来るに越したことはありません。

 

【日本に興味を持つ現地人】

折角フィンランドへ留学したのだからと、フィンランド語の講義を履修する留学生は多くいます。しかし、発音こそは日本語と似通っていますが、文法は相当複雑で、文章を作ろうとするとかなり苦労します。

現地の人は、公共の場所で働いていれば大抵英語が話せ、日常で使う場面も殆どといっていい程ないため、あまりモチベーションも上がらない場合もあるかも知れません。

もし簡単な日常会話が出来るようになりたい、など、具体的な目標がある場合、講義は勿論、日本に興味を持っており日本語が流暢、または長けている現地人が数名いるため、多く交流しておくと聞き易いと思います。

言語の勉強だけに留まらず、日本語に流通している現地の人間の存在は精神的にも安心でき、またフレンドリーでこちらが困っていれば必ずサポートしてくれます。留学の際はコンタクトをとってみる事をお勧めします。