Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2015年11月号 国際文化学部 N.O

【カルチャーショックについて】

フィンランドに着いてから約3か月経ちますが、大きなカルチャーショックはまだ受けていません。しかし、もちろん日本と異なる点は多々あります。その中で、私の生活の中で感じたことを2つ取り上げたいと思います。

1つ目は、食事面です。フィンランドの人々の主食はじゃがいもです。私は、昼食によく学食を利用していて、はじめは、茹でたじゃがいもそのままを主食として食べることに違和感がありました。現地の学生の中には、その茹でたじゃがいもにベリーソースをかけて食べている人もいたので、食に対する文化の違いを感じました。

2つ目は、店についてです。フィンランドのスーパーマーケットには、入口にゲートが設置されており、一旦中に入ると、レジを通らないと出ることができない仕組みになっています。買いたいものが見つからなかった場合は、何も買わずにレジを通りぬけることはできますが、基本的には、何かを購入し、レジで精算してから出ることが前提になっているようです。そして、日本のような24時間営業しているコンビニエンスストアや年中無休で営業しているショッピングセンターはなく、祝祭日にはほとんどの店が営業していません。

現地の情報は、フィンランドに留学する前から集めており、予め自分が知っていたことでも、実際に生活してみると、戸惑うこともありました。異文化に触れることで、今まで日本を軸として考えていたことが、客観的に日本をみることが増え、自分にとって良い刺激を受けています。


【食について】

フィンランドの物価は高いですが、消費税は、対象によって税率が異なるため、野菜や果物は安く手に入れることが出来ます。また、ほとんどの野菜や果物は散売りしてあるので、自分の必要な数だけ、重さを量り、購入することができます。しかし、肉や魚は高いため、それらを料理に使う際は、友人と一緒に購入しています。スーパーマーケットには、醤油や、味噌、日本の米に似たpuuroriisiという米が売ってあるので、自分で日本食を作ることもできます。そして、すし酢や、わさび、海苔、さらには巻き簾も売ってあるので、友人に日本食をふるまう際には、巻きずしなどをよく作っています。日本の寿司は他の国の人々にとても好評で、作り方に興味のある友人もいます。私は、「食」はコミュニケーションツールの一種だと思うので、日本食をふるまう機会をつくることはとても重要なことだと思います。