Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2015年2月号 経済学部 T.S

【試験について】

試験に関して学部によって多少の違いがあるようなので、このレポートでは特に森林学部の試験について述べます。龍谷大学と大きく異なるのは、試験の期間や試験を受けるチャンスが1度きりではない点です。基本的にテスト期間というものはなく、試験はそれぞれの授業期間の後半、もしくは終了後に行われます。試験の機会が数回あることも多く、授業によっては最大で3回の試験があります。これには、学生の他の授業との日程調整のための通常の試験が2回分、次に1(または2)度目の試験に合格できなかった人のためのGeneral Examが1回分含まれています。このGeneral Examは、学部ごとに試験日が決まっていたり、また、授業によっては授業内容にプラスして追加の教材が指定されたりします。試験やレポート、課題があるかは授業によって異なりますが、試験を実施する授業の場合は、試験の点数が成績評価のうち高い割合を占めているように思います。ほとんどの授業の成績は5段階で評価されます。言語系の授業はPass(単位認定)かFail(不認定)での成績評価でした。

森林学部は試験を課す授業がほとんどで、設問は主にエッセー形式です。森林学を学んだことのない私は、電子辞書にも載っていないような聞きなれない単語や専門用語を一から覚える必要があるため、大変苦労しています。

 

【ムーミンを求めてトゥルクへ】

Moomin house

2月の自由テーマでは、一泊二日でトゥルク(Turku)とムーミンワールドに行った時のことについて紹介します。

トゥルクは、スウェーデンの統治下であったころの首都であり、西の古都と呼ばれています。街を歩いていると、動物や奇妙な生物のオブジェなどを発見することができます。トゥルク城(Turku linna)は外観に派手さはありませんでしたが、がっしりとした要塞といった感じで私はとても気に入りました。2014年制作の映画 “The Girl King” の撮影が行われた際の衣装や道具なども展示されていました。

ムーミンワールドは、トゥルクから西へバスで30分ほどの距離にあるナーンタリ(Naantali)のテーマパークです。通常は夏季営業なのですが、2月に約2週間だけ特別営業をしているとの情報を聞きつけ遊びに行ってきました。昨年はムーミンの作者トーベ・ヤーソンの生誕100周年、今年はムーミン生誕70周年ということで、日本でも映画が公開される等、ひそかに盛り上がりを見せているように思います。しかし、意外にも、フィンランド国外でのムーミンの知名度は低いようで、このキャラクターを知っている人はほとんど周りにおらず、また、パーク内にはフィンランド人と日本人しか見当たりませんでした。写真右は、ムーミンのお家です。北欧デザインに触れ、元気に遊んでいる子供たちに癒され、美味しいものを食べて、しっかりリフレッシュをしてくることができました。