Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2015年11月号 国際文化学部 Y.I

【カルチャーショックについて】

今までのところ特に大きなカルチャーショックは感じてはいません。こちらに来る前はフィンランドの物価の高さを心配していましたが、実際は、外食すれば高くなってしまうものの、普段のスーパーマーケットなどでの買い物はびっくりするほど高いわけではなく、むしろ野菜や果物などは日本より安く買うことができるぐらいです。フィンランドは人口が少なく、のんびりとした時間が流れているので、戸惑うことなくすぐにフィンランドの生活に慣れることができると思います。また、カルシャーショックとは少し違いますが、福祉国家・教育大国であるフィンランドでの生活は、良い意味で日本とは異なる新しい発見や刺激を受けることが多くあります。特に私が所属している教育学部では、実際に小学校の授業を観察することができるため、フィンランド教育のまた新たな魅力を感じたり、関心させられることが多くあります。

【フィンランドの鉄道について】

フィンランドは首都のヘルシンキ以外にも、オーロラ観測ができたり本物のサンタクロースに会えるサンタ村のある北部のラップランド、ムーミンワールドがあるナーンタリなど、フィンランドに来たからには行っておきたい観光スポットが各地にあります。こうしたフィンランド国内の小旅行には、飛行機よりも安く、夜行バスよりも快適に移動できるフィンランド鉄道「VR」の利用をお勧めします。VRは学割があるので留学生であっても学生証を提示すれば、大人料金の半額以下で安く切符を購入することができます。切符はパソコンからも簡単に購入することができ、印刷するだけでe-チッケトとして利用できます。駅に改札はなく車内で車掌さんがチェックしていきます。車内は日本の鉄道よりも快適です。一人席、四人席、アレルギー席など様々な種類の座席があり、どの席に座っても充電のためのコンセントが設置されているうえ、車内はきれいで、無料のWiFiが利用できます。日本に比べてスピードが遅く、各駅でしばらく停車するため、思っている以上に時間はかかってしまいますが、フィンランドののどかな景色を楽しみながら、のんびりとした時間を過ごすことができます。