Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2014年12月号 国際文化学部 K.A

-治安、危機を感じたこと、トラブルについて-

治安、交通マナーどれをとってもこれと言って危機を感じたことはなく、大きなトラブルに巻き込まれたこともありません。ただ一つ挙げるとすれば、自転車の盗難が多いことです。鍵をかけるのは必須ですが、それでも盗難にあうことは稀ではありません。実際に被害にあいましたが、すぐに見つかったのが幸いでした。12月に入ると本格的に雪も降り始め、路面が常に凍結しています。また、日照時間の短いフィンランドではライトなどのアイテムが必須です。自分で安全対策をすることは何よりも大切であり、それさえ怠らなければ快適に生活することが出来ます。

異文化が共存するとそこには文化間の衝突が少なからず生まれます。自分の”当たり前”が、普遍的に当たり前とは限りません。多くの学生が異文化への理度解が高くトラブルなく生活していますが、その前提には異文化を尊重することがあると思います。

 

-前期を振り返って-

早いもので3ヶ月が経ち、前期が終わりを迎えました。“異国の地での生活にも慣れ、充実した毎日を送っています”と素直に言いたいところですが、まだまだ納得のいく留学生活を送れてはいません。環境のせいにしたくはありませんが、実際に想像していたものとはかけ離れています。留学は”英語漬けの毎日”と思う人は多いかもしれませんが、日によっては英語を使わない日もあります。ここ最近英語力が身についているか不安に思い、焦りを感じています。ただ、フィンランドに来たのは英語を学ぶためではなく、英語で学ぶために来たということをもう一度ここで再確認したいと思います。

生活面に関しては特に困っていることはありません。各国の友達も出来日本では体験できない日々を送っています。今まで自分が持っていた考えもいい意味で崩されていき、それだけ異文化に対する柔軟性が身についている気がします。フィンランドでは時間がとてもゆったりと流れ、そのため自分の工夫次第で生活の色は自由に変えられます。のんびりとした生活をしたい人にフィンランドはとてもいい場所かもしれません。

この冬休みを利用して、約一ヶ月間ヨーロッパを旅行します。勉強のことは一度忘れ、心身ともにリフレッシュし、心を改めて来期を迎えたいと思います。