Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2014年11月号 国際文化学部 S.T

【カルチャーショックについて】 私にとっての一番のカルチャーショックは物価の高さでした。フィンランドに来る以前から、北欧の高額な税金は耳にしていましたが、実際に生活してみると想像以上に不便です。簡単な例を挙げましょう。私はとあるレストランに行きました。日本でいえば中流階級ほどのお店です。そこでビーフカレーを頼みました。前菜もスープも付かない、ただのビーフカレーです。その値段は、€23(約3200円)という衝撃的な価格でした。経験にはお金を惜しまず使いたいと考えてきましたが、こちらでやりたいことを全てすることは難しそうです。インフラの整備が整っていることや、学費が無償であることなどから支払った税金の分だけ国民に還元されているようですが、高福祉高負担の国での生活は留学生の私にとって毎日が節約との闘いです。

【海外旅行について】 12月の中旬から約一か月の冬休みがあります。長期休みの過ごし方として私がお勧めするのは海外旅行です。フィンランドからヨーロッパの各地に出掛けることは簡単、かつ格安で可能です。私はこの期間を利用して、イタリア、イギリス、ドイツ、ポーランド、スウェーデンの五カ国を周る予定です。また、旅行の計画を立てる上で、早めに航空券や宿舎の手配を進めることは鉄則です。クリスマスや年末年始に近い時期は需要が多く、すぐに売り切れてしまいます。旅行をすることは確かにお金がかかりますが、日本とは違った文化を経験する貴重な機会になるはずです。