Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2014年11月号 国際文化学部 K.A

-カルチャーショックについて-

今のところカルチャーショックは経験していませんが、一つ取り上げるとすれば食文化です。フィンランドに限ったことではありませんが、ヨーロッパの人たちは食事をとても簡単にすませます。また、日本と比べて食べ物の種類が少ないので、自炊をするにしても作るものが限られてしまいます。

カルチャーショックはさほど感じていないので、日本と比べて大きな違いと感じたことを二つ紹介します。

1つ目はスーパーのレジです。そこには日本のような堅い関係はなく、”Hi”や”Hello”、フィンランド語だと”Moi”や”Terve”(やあ、どうも)と、店員からの一方的なあいさつでなく相互的な関係があります。また、店員は椅子に座りながらの接客や、ガムを噛んでいたりジュースを飲んだりと日本では考えられないことが起きています。2つ目は学生の社会への関心度が高いことです。自国レベルから国際レベルまで、政治や雇用問題など幅広い分野が会話の話題となります。自分の無知さを痛感するとともに、多くの留学生に刺激されより一層モチベーションが上がりました。留学生は他の留学生にとってその国の代表です。自国について幅広く意見を述べられ、説明できる知識や英語力が大切だと感じました。

カルチャーショックは留学における一つの醍醐味であり、プラスに考えることが大切です。異なる文化に適応し理解することは自分の成長にもつながりますし、それが国際社会で共存することにとって重要だと思います。

-食について-

昼は学食、夜は自炊の生活をしています。学食は2.35€(約340円:11月下旬)で、日替わりメニューのバー形式です。学生料金ということもあり財布にやさしくバランスよく食べられます。自炊をする際は、出費を抑えるため友人とともにしています。北欧ということもあり、レストランなどは驚くほど高いのでめったに行くことはありませんが、低価格なお店もいくつかあります。日本ほど食材は豊富ではないですが、お米や多少の日本の調味料はスーパーで売っているのでそれなりに日本食を作ることが出来ます。

留学の醍醐味の1つとして、あらゆる国の料理が食べられることが挙げられます。最も記憶に残っているのは、バングラデシュとパキスタンの友人が作ってくれたカレーです。(写真:上)スパイスから調理方法まで本場で、フィンランドに来て食べたものの中で一番おいしいと感じました。また、日本料理を振る舞うことも一つの醍醐味です。特に、お寿司はどの国の留学生も興味を示すほど人気です。

食を通したコミュニケーションは、お互いを理解することにとても効果的かつ重要です。ある程度の日本料理を振る舞える料理力も留学生に求められる一つの要素かもしれません。