Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2013年2月号 国際文化学部 T.U

<授業紹介②>

私が今期受講している授業の中から、English Grammar 1とEnglish as a World Languageという授業について紹介したいと思います。

―English Grammar 1

この授業はアメリカ人の先生による授業で、内容は高校で学んできた英文法を少し深く、専門的に学ぶ感じのものです。名詞、動詞、限定詞、前置詞など品詞ごとに学んでいきます。それぞれの品詞を役割や文中での使われ方によってさらに細かく分類していき、詳しく学んでいきます。英文法で使われる専門用語が多く、一つの単元にあまり時間をかけずスラスラと新しい項目へと進んでいくために予習、復習をして自分で確実に理解して専門用語の持つ意味を説明できるようにしておく必要があると思います。テストはまだ行われていないのですが、範囲が広いため早めに勉強にとりかかる必要があると思います。

―English as a World Language

この授業では、現在世界の共通語となっている英語が様々な国どのように広がっていたのか社会的、歴史的背景から学んだり、イギリス英語やオーストラリア英語、インドで話されている英語などそれぞれの国の英語の文法や発音の特徴や違いを学んだりしました。母国語として英語を話す国、第二言語として英語を話す国、国際間のコミュニケーションを取るうえで重要な外国語として英語を話す国というような分類に分けて、それぞれの地域において英語が持つ役割や歴史、特徴を学んでいきました。試験は論述式で、講義中の重要単語の意味を説明するものと自分の意見や考えを短いessayにして述べる問題がありました。

 


<余暇の過ごし方>

余暇の過ごし方についてですが、週末にcity centerに買い物に行こうと思っても開いていないお店が多くあったり、開店時間が短かったりということがあるために外出をすることは少ないです。何よりも寒さが厳しいこともあり、自転車で30分かけて寮からcity centerまで行く気にもなかなかなれず、基本的にはあまり遠出をせずに家でゆっくりと過ごすことが多いです。留学生の友達を呼んで日本食を振る舞ったり、互いの国の料理を作り合ったりすることも時々あります。また、友達と一緒に旅行の計画を立てたり、授業の課題をしたり、とゆったりとした時間を過ごしています。最近では、少し暖かい日もあり、日照時間もだいぶ長くなってきたために、city centerのカフェまで行って、フィンランド人の友達にフィンランド語を教えてもらったり、映画館に映画を見に行ったりしました。City centerにあるTAPIOという映画館でLes Miserablesを見ました。映画の上映時間は曜日ごとに異なっており、1日1回しか上映しないということもあるために、直接映画館に行って時間を確認しました。映画は学生証を見せて、7,5ユーロで見ることができました。映画館の中の席は、日本のように後ろに行くにつれて段々と座席の位置が高くなっていくような作りではなく、一番前の席も一番後ろの席もすべて同じ高さになっていました。そのため、後ろのほうに座ると、前の人の頭で映画があまり見えないということも起こりうると思います。また、上映中はあまり暖房をきかせていないのか肌寒く感じました。映画自体はフィンランド語字幕の英語音声でしたが、ミュージカル映画だったということもあり、十分楽しむことが出来ました。

 

 

<自由テーマ>

今回はStudent Unionという大学の学生団体が主催で行われたLapland旅行に参加したことについて述べたいと思います。このLapland旅行は前期の11月にも一度行われたのですが、フィンランド人の友達からLaplandに行くのなら後期の2月に行ったほうが雪が多く積もっていて、気候的にもオーロラが見える確率が高いという話を聞いていたために、2月にLaplandに行くことを心待ちにしていました。2月19日の夜中の1時に大学を出発して、バスで約10時間かけてLaplandへ向かいました。まず初めにスノーキャッスルを見学し、ロヴァ二エミにあるサンタ村へ行きました。サンタ村から手紙を出したり、サンタさんと触れ合ったりした後、さらに北上して約3時間かけて滞在先であるサーリセルカへと向かいました。長時間のバス移動で体はくたくたでしたが、ガイドの人によると初日の夜が天候的にも気温的にもオーロラがよく見えるベストな状態だということで同じコテージに滞在していたフランス人、インドネシア人の留学生と一緒にオーロラを見るため、丘を登って行きました。丘を登って行く途中もうっすらとオーロラが見え、丘を登って行くにつれてどんどん期待は増していきました。丘の頂上に行くと、そこにはすでにオーロラを見ようと待ちわびている人が何人かおり、私たちもオーロラが出るのを待っていました。しかし、なかなかオーロラは現れず、寒さも相当厳しかったために私たちと一緒に来たフランス人とインドネシア人の留学生は先に帰ってしまいました。私たちはどうしてもオーロラを見ることをあきらめられず、その場で15分ほど待ち続けると、空に大きな緑色のオーロラが目の前に現れ始めました。一度オーロラが現れ始めると、次から次へと様々な形のオーロラが出てきて、ゆらゆらと動くものも見ることが出来ました。痛いくらい寒かったのですが、透き通った空気の中で、星がキラキラと光る夜空に浮かぶオーロラは言葉では言い表せないくらい綺麗なものでした。他にもハスキー犬ぞりを体験したり、ヨーロッパ一長いそり用坂道からソリで滑ってみたり、コテージのサウナに入ってそこから外に積もっている雪の中にダイブしてみたり、様々なことをして楽しみました。最終日、バスが故障してしまい帰れなくなってしまい、急遽もう1泊するというトラブルもありましたが、オーロラを見るという夢を叶えることが出来、とても充実した楽しいLapland旅行となりました。