Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2013年10月号 国際文化学部 E.H

<環境について>

私が住んでいるNorjakkaはKeskusuta(City Center)から約5km離れた所にあります。周辺は森に囲まれており、外に出れば野生のリスを見かけることもしばしばあります。NorjakkaはCity Centerと比べればお店の数も少なく、あまり賑わっているという印象はありませんが、豊かな自然に囲まれており、ゆったりと毎日を過ごすことができます。それに、NorjakkaにはK-city marketという大きなスーパーマーケットがあり、そこに行けば大体の生活必需品が買えるため生活に不便することはまずありません。また私が住むアパートのすぐ傍にはSIWAという別のスーパーがあり、こちらはcity marketに比べると小さく価格も若干高いのですが、日曜でも22時まで営業しているのでいざという時助かります。私が住むApajakujaというアパートから大学までは自転車で15分、City Centerまでは20分ほどなのでそこまで遠くはないし今まで特に苦労したことはありません。 近くに住むフィンランド人の友人に教えてもらったのですが、アパートから自転車で5分と掛からないほどの距離には大きな湖があります。湖のほとりでは散歩やウォーキングをする人や、ベンチで夕日を眺めている人がいます。また夏になると湖で泳いだり、船で向こう岸の小島へ行ったりするそうです。この湖は本当に綺麗で、水の流れはゆっくりとしており、静かでとても落ち着いた気持ちになります。こんな美しい風景を毎日見られるフィンランド人は幸せなのだろうなと感じました。

 

<フィンランドのハロウィン事情>

私はハロウィンの日にCity Centerのクラブで行われたハロウィンイベントに参加しました。入場料は3ユーロとかなり安いし、様々な衣装やメイクをした人達と写真を撮ったり一緒に踊ったりして楽しむことができとても楽しかったです。中にはマリオやポケモンのコスプレをしている人もおり、日本のアニメが世界に浸透しているのを実感しました。イベントにはフィンランド人だけでなく留学生も多く参加しており、様々な国の人と交流することが出来ました。私のルームメイトであるスペイン人に聞いたところ、ハロウィンはスペインでは特に人気の行事だそうで、クラブでもスペイン人の衣装はみんな凝っていて感心しました。またそれに負けないくらいフィンランド人の衣装も本格的で、普段は静かで落ち着いている彼らもここぞとばかりに派手に着飾って盛り上がっていました。翌日朝から授業がある人もいるのに夜中までクラブで踊っていられる彼らのタフさに驚きました。 しかしフィンランド人によると、フィンランドではハロウィンを祝う習慣はあまり浸透していないらしく、子供たちがよその家にいってお菓子をねだる、ということはあまりないそうです。好きな人は魔女やゾンビなどになりきって友達とパーティーをしたりするそうですが、感心のない人は特に何かするわけではないと聞きました。この辺りは日本と似ているところだなと思いました。実際、ヨエンスーでもハロウィンを楽しむ人の多くは若者に限られていると感じました。