Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2012年9月号 国際文化学部 C.K

―オリエンテーションについて―

9月3日(月)から3日間オリエンテーションプログラムがあり、内容は履修登録やコース(科目)、大学の設備について、フィンランドの歴史や文化、生活についてなどでした。留学生みんなが参加するオリエンテーションで、大講義室の壇上でスライドを映し、それぞれのテーマについて担当の先生方が順番に説明をしてくれました。もちろんフィンランド語ではなく英語でです。このオリエンテーションに全て出席し、Course Diaryと呼ばれるオリエンテーションについてのレポートを提出すれば、1ECTS(1単位)がもらえます。Practical Guide for Interanational Students4・5日目に当たる9月6日(木)・7日(金)には、オリエンテーションプログラムとは別に、図書館の利用方法についてのレクチャーがあり、このレクチャーは2日間のうちどちらかに参加する、というものでした。オリエンテーションの初日、Practical Guide for International Studentsという冊子をもらいました。大学のホームページからもその内容をPDFファイルでダウンロードでき、渡航前からそれを見ることができました。このガイドブックの内容がとても親切で、大学に関する情報はもちろんのこと、渡航前・渡航後にしなければならないことや、知っておくと便利なフィンランド語など、知りたい情報がたくさん記載されています。50ページ以上ありますが、じっくり読む価値のあるガイドブックだと思いました。

 

―環境について―

Lunch at Carelia Restaurantわたしが通うヨエンスゥ(Joensuu)キャンパスは、スーパーやカフェ、ショッピングモールなどが並ぶcity centreから徒歩5分ほどのところで便利な場所にあります。大学内にいくつかあるレストラン(食堂)のうちの一つ、CARELIAという棟のレストランでは、学生証を提示すれば、学生向けの安い値段(2.20ユーロ)でお昼ご飯が食べられます。一番安いそのメニューは、バイキング形式のランチ(飲み物、メインディッシュ、サラダ、パン)で、メインディッシュは日替わり、大盛りでも同じ値段で、サラダとパンも取り放題です。授業のない日でも、お昼ご飯を食べるためにここへ向かうことがあるくらい、とてもお得でおいしいレストランです。わたしの住んでいるアパートはHukanhautaという地区で、大学から自転車で約20分のところにあります。バスも走っていますが、片道3.20ユーロと割高で、ほとんどの学生が自転車を利用しています。自転車は中古のレンタルサイクルショップをチューターさんに教えてもらい、そこで借りました。25ユーロ/3ヶ月の契約です。9ヶ月の滞在なのになぜ3ヶ月契約かというと、冬になると地面が凍結して自転車で移動は危ないかもしれないとチューターさんに言われたからです。なのでとりあえず11月いっぱいまで借りて、様子をみることにしました。アパートは、ヨエンスゥに住むほとんどの留学生がJoensuun Elliという会社から借りていると思います。家賃はどのアパートに住むかによっても異なりますが、わたしは3人のシェアフラット(家具付の1人部屋+シェアのキッチン・バスルーム・トイレ)で、光熱費とインターネット料金込みで約230ユーロです。今年も留学生が多く、9月になっても部屋がまだ借りれずホテルで生活しているという留学生もたくさんいるそうです。私は4月頃にオンライン申込みをしたので、6月には部屋が決まっていました。やはり早めに申し込むほうが良いようです。

―自由テーマ: 渡航前後について―

私は大学が始まる5日前の、8月29日にフィンランドへ発ちました。航空券は関西空港10:45発、ヘルシンキ・ヴァンター空港15:00着(日本時間21:00着)のフィンエアー直行便で、所要時間は約10時間でした。航空券は出来るだけ安いものをネットで探し、往復のオープンチケットを6月末に予約しました。わたしが見つけられたその一番安いものは15万円台のものでしたが、20万円前後のものがほとんどだったように思います。 Helsinki-Joensuuヴァンターに着いてからは615系統のバスでヘルシンキ市内へ移動し(所要時間:約30分、運賃:4.5ユーロ)、予約していたホテルに一泊しました。次の日の朝7時頃に、ヘルシンキ発のVRという鉄道会社の列車でヨエンスゥに向かいました。この列車の切符は、7月半ばまでに購入するとサマーセールで少し安かったので(約48ユーロ)、オンラインで予約して事前に購入していました。ヨエンスゥに着いたのは昼前の11時半頃で、渡航前から連絡を取り合っていたチューターさんが駅まで迎えにきてくれました。着いてすぐ自分の住むフラットに案内してもらい、スーツケースを置いてすぐ、色々な手続きや買い物をしにチューターさんと移動しました。その日したことは、自転車を借りたり、フラットの契約、大学への登録、student unionの料金支払い、枕や掛布団、プリペイド携帯の購入、などなど盛りだくさんでした。初めての地でいきなり色々なことをしたので、その日はかなり疲れましたが、おかげで次の日から慌てずに生活し始めることができました。一から十まで手伝ってくれたチューターさんには本当に感謝です。