Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2012年2月号 文学部 Y.S

☆授業紹介②☆

私はここフィンランドで、教育について学んでいるのですが今学期は先学期に比べると英語学習のための授業を多く取りました。これは先学期にある程度、自分の興味のある教育についての授業を取り終わっていたので、そのほかの分野で自分の興味のある授業を多くとることができたためです。その中から”English Academic Reading and Study Skills”という授業を紹介したいと思います。このクラスでは生徒の数は全部で20人ほどで、そのほとんどがフィンランド人で、数人の留学生、といった具合でした。授業内容としてはほぼ毎週レジュメを渡され、それを読みその内容についてのグループディスカッションが主で、それに加え英文でのessayの書き方や本を読んでの内容の要約とそれについてのプレゼンなど盛りだくさんで本当に充実した授業でした。このクラスを通して感じたこととして、基本的にこちらの人々は皆英語が堪能で、大学に通っている人であればほぼ間違いなく英語でコミュニケーションを取れるのだと思っていたのですが、かならずしも全員がそうではないのだなあということです(そういった人のためのクラスでもあるので当然かもしれませんが)。また先生も「自分の英語を使うことをためらわないで」と授業の最初に言ってくれ、そのこともあって授業中は普段以上に積極的に会話や議論を進めて行くことが出来ました。

☆余暇の過ごし方☆

以前にも書いたようにフィンランドでは自分のとっている授業によって時間割が大きく異なります。人によっては週に2~3個の授業数だったり、またある人は毎日授業を詰め込んでいます。私自身はと言いますと先学期はそこまで授業はつめこんでおらず大変な課題等も多くはなく、金曜日に授業が無い日がおおかったのが特徴でした。そのため何カ月か前のマンスリーレポートにも書いたように、先学期は金曜日と週末を利用して隣の国に旅行に行ったりと空いた時間を有意義に使っていました。今学期はいまのところ毎週課題の出る授業があるのはもちろん先学期に比べ毎週コンスタントに授業があるため先学期のような離れ業はなかなか難しいです。最近は今学期に私たちがメインとなってひらく「Japanese Evening」 の打ちあわせを、ほかの日本人留学生たちと時間を調整しながら行っています。

 

☆Japanese Cultural Evening part 2☆

これまでのマンスリーレポートを読んで下さっている方はご存じだと思いますが、先学期も現在フィンランドのヨエンスウに留学に来ている日本人の留学生たちで日本の文化を紹介するイベントを開きました。その時は私たちがフィンランドに到着する以前からこの街に留学に来ていた先輩方が中心となって話し合いや当日の流れなどを決めて行きました。そして今年は私たちがメインとなって(今学期新たな日本人はどこからも来なかったので全員が中心?)イベント内容などを決めて行きました。先学期のイベントが大変好評だったため(もちろん私たち自身もそれを感じていましたが)施設の担当の友人も猛プッシュでイベントの広報を手伝ってくれ、先学期からいる友人たちも今年もやると聴いたらとても喜んでくれ、最初はとてつもないプレッシャーがありました。しかし、前回の反省や、やりたかったが出来なかったことなどを踏まえ今回わたしたちが出来る最善を尽くしました。前回は許容範囲以上の来場者の数で何十人もの人々が中に入ることができませんでした。そのため今回は前回よりも多くの部屋を確保し、また施設担当者にもできるだけ人々を受け入れてくれるよう依頼しました。イベント内容も去年とあまり被らないように工夫をしたり、料理の数も増やしました。また去年は出来なかった踊りなどもプログラムに組み込みました。それと、去年は達成出来なかったほかのどの国よりもはやく文化イベントを開く、という第一目標も見事に達成出来ました。結果として、もちろん今年はことしでさまざまなミステイクはありましたが、それを踏まえても来場者のみなさんが心から楽しんでくれ、何より私自身がこのイベントを楽しむことができました。大成功の達成感の笑顔の写真を載せておきます。来年も新たな留学生がこのようなイベントを開いてくれることを願います。