Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2012年12-1月号 国際文化学部 H.T

冬季休暇について

東フィンランド大学の冬期休暇の始まりは、個々それぞれでした。私は、12月の13日にすべての授業が終わり、14日から休暇が始まりました。

私は、もう一人日本から留学に来ている女の子とこの休暇を活かして、2か国旅行に行く予定を立てていました。私たちは、11月末あたりに航空券を取りました。なので、少し高くなっているように感じました。出発日が近づくにつれ、航空券はどんどん高くなるので、早め早めに予定を立てて、航空券だけでも早くにとっておいた方がいいです。近づけば近づくほど、1日で航空券の値段が変わることや、また安いものは次の日にはなくなっているということも起こるので注意です。
そして、私たちは12月19日から2週間の旅行に出かけました。まず初めに向かったのがドイツです。私たちは、一番安い航空券を買ったので12月20日の早朝にヘルシンキを出発する便でした。ですので、19日の夜ヨエンスー発の最終電車に乗り、ヘルシンキ空港に向かいました。夜中の空港には、思っているより人がいて、みんなパソコンを使ったり、ソファーの上で横になったりしていました。
7時55分発の飛行機で、まずコペンハーゲン経由のミュンヘンに行きました。着いたのは昼の12時30分頃でした。そこで私がびっくりしたのは、パスポートなど提示なしに他国に入れてしまったことです。EU圏内の移動だったので、すんなり入国でできました。私たちがミュンヘンに行こうと思ったきっかけは、ノイシュバンシュタイン城を見るためでした。ミュンヘンからは1時間ほどで着きました。人がたくさん来る前にと思い、私たちは、朝早くに電車に飛び乗り向かいました。駅につき、そこから馬車に乗りノイシュバンシュタイン城に行きました。そこには多くのアジア人で溢れており、久しぶりの日本の人々に興奮しました。また、ミュンヘンでは、クリスマスマーケットにも足を運びました。広場には、とても多くの屋台が並んでおり、食べ物の屋台や雑貨の屋台など種類はいろいろでした。人気だった屋台は、グロッギーという赤ワインを熱したクリスマス定番のお酒を売っている屋台や、マッシュポテトにいろいろなソースが選べる屋台などでした。もちろん、ソーセージの屋台もたくさんありました。

4日間ミュンヘンに滞在したのち、フランクフルトに電車で移動しました。フランクフルとでは、何か所か観光地やお店など行くことが出来たのですが、クリスマス休暇を挟んでいたこともあり、滞在していた3日間できることがあまりなかったです。ここで注意ですが、クリスマス休暇期間中は冗談抜きでどこの店も開いていないし、食事をとるのも大変です。私たちは、フランクフルトではコリアン・ゲストハウスに滞在していました。コリアン・ゲストハウスとは、名前の通り韓国人のオーナーが韓国人の旅行者を対象に経営している、ユースホステルに近いものです。私たちが見つけた所は、日本人も大丈夫だったので泊まることが出来ました。部屋は、5人部屋で朝、晩御飯がついてきます。格安で泊まれるのに、おなか一杯ご飯が食べられて幸せでした。経営していた韓国人のおじさんは、ドイツ語と韓国語しか話せなかったので、コミュニケーションはジェスチャーのみでした。少し大変でしたが、気さくに話してくれたり家族のように扱ってくれたりしました。フランクフルトでの旅行は、クリスマス休暇に邪魔されましたが、コリアン・ゲストハウスに滞在できて良かったです。

次に、私たちはロンドンに飛行機で移動し、1週間滞在しました。ロンドンでは、私たちはB&Bに泊まりました。場所はロンドン都市部ではなく、地下鉄のZone5にある場所でした。B&Bとは、一般の人が自分の家の部屋が空いているので、貸し出している所です。私たちが選んだB&Bはアンさんという、おばあさんの家でした。郊外なので、とても静かで落ち着ける場所でした。しかし、都市部に出るまでに30分くらい地下鉄に乗らなくてはいけない、また夜遅くには帰れないなどB&Bにも少し欠点もあります。私たちが、ロンドンに旅行しようと思ったきっかけは、新年のロンドンアイのところで上がる花火を見るためでした。私たちは、遅くに行くと規制がかかり近くにでは見ることが出来なくなると聞いて、夜8時過ぎくらいから動き始めました。私たちは、寒い中5時間近くたったまま、新年になるのを待っていました。12時になり新年を迎えた時、ロンドンアイから、すごい量の花火が上がりました。言葉で言い表しにくいですが、きれいなだけではなく迫力もありました。10分間花火を見て感動した後が地獄でした。最寄りの地下鉄の駅はすべて封鎖せれ、どこまで歩けば地下鉄に乗れるのかわからない状態でした。やっと、B&Bまで着いた頃には、2時を過ぎていました。

こんな感じで、あっという間に2週間が過ぎ、楽しい旅行からフィンランドに帰ってきた私たちは、旅の疲れから寝続けました。たった2週間の旅行でも、体がとても疲れるので注意してください。