Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2011年2月号 経済学部 Y.S

試験について

こちらでは授業によって試験の形式が異なります。語学の授業では中間試験としてライティングの試験が、そして最終試験としてライティングだけでなく、リスニング、スピーキングの試験も組み込まれています。それ以外の授業ではレポート提出の場合と試験時間内でレポートを仕上げる、その他としてプレゼンテーションを発表するという形式になっています。これらの形式に関しては日本とも大きく変わりはないように感じました。しかしフィンランドの試験の1つの特徴としては、追試制度(レポート試験は例外)が充実しているという事です。もし仮に1度目のテストでパスすることが出来なければ、教授から連絡がきます。そこで次回以降の試験についての詳細を聴き、最大で3度まで試験を受けることが出来ます。(私は未経験でしたが)1度でパスすることが大前提ではありますが、その辺もフィンランドらしさだと感じました。成績がパスすると、早くて1週間、遅くとも1ヶ月以内に、授業履修ソフトの“WebOodi”上に徐々にアップされていきます。

余暇の過ごし方 

ヨエンスーはそこまで田舎ではないですが、決して都会でもありません。商業施設や飲食店も街の中心部に多くありますが、やはり街外れに行くとひたすら自然が続くという感じです。しかしそのような場所だからこそ、フィンランドならではの過ごし方を満喫することも出来ます。雪がまだ降らない9月ならば、サイクリングで街を散策、森へハイキングに行き、キノコ狩りやBBQを楽しむ事も出来ます。またウィンタースポーツのさかんな国の1つということもあり、ヨエンスーに本拠地を置くプロのアイスホッケーを観戦が出来ます。またセンターからバスで約1時間北上するとコリ国立公園という所があり、秋はハイキング、冬はスキーやスノーボードを格安で楽しむ事も来ます。そしてやはり外せないのはサウナだと思います。週末は多くのフィンランド人にとってサウナの日であり、実際に私もよく現地の友人と通っています。サウナへ入り、湖で泳ぐ、そしてビールでリフレッシュするというサイクルがフィンランド流のサウナの楽しみ方です。それでもやはり時間があるので、ルームメイトと一緒に料理を作り、語り合う、雪合戦や雪だるま作りなども楽しみ方の1つだと思います。

フィンランドでの食事について

現地の食事について記述しようと思います。まず日本人にあたる米は彼らにとって、じゃがいもとパンです。じゃがいもは様々なスタイルの楽しみ方がありますが、メインはマッシュポテトとボイルしたじゃがいもです。パンもライ麦パン、黒パンのように少し酸味があり、歯ごたえのあるものが多いですが、慣れるとヘルシーで美味しいです。また伝統的なパンとしてプッラやカレリアパイも美味しいのでオススメです。乳製品についても以前記述したように牛乳だけでなく、ヨーグルトやチーズもとても安くボリュームがあります。メインのフレイバーとしてはやはりベリー類が人気です。肉類も何でも手に入りますが、やはり伝統的なトナカイの肉は味わうべきです。調理法としてはシチューとして煮込むか、ハンバーグとして食べましたが、とても面白い味をしています。ミートボールも伝統的な肉料理として人気があります。魚は鮭、ニシンの二つはよく食べましたが、その他はほとんどスーパーなどでは見かけることはありませんでした。鮭は日本のものと比べると味が濃厚ですが、脂は控えめです。ニシンは生で酢漬けにして食べますが、これは日本では味わうことは出来ないと思います。フィンランドの食事は重すぎたり、脂っこ過ぎないので、日本人にとっても、馴染みやすい味だと思います。